山形県視覚障がい者情報センター(山形県立点字図書館)

目次
お知らせコーナー
令和5年度 利用者アンケート集計結果について
定期刊行物のご案内
みんなの広場
所長室から
<図書紹介>
デイジー図書(CD)
点字図書
テキストデイジー図書
編集後記

 

お知らせコーナー

*情報センターからのお知らせ

視覚障がい者情報センターでは、アンケート等でもご要望の多い「スマートフォン講座」を本年度も開催します。NTTドコモ様による「ハーティ講座」で、7月に酒田市と、8月に米沢市で行います。両会場とも昨年は基本操作のプログラムでしたが、今年はSiriや音声読み上げ機能を使用したアプリ等を体験していただく「便利機能体験編」のプログラムになります。機種は、参加者全員にドコモ様でご用意するiPhoneSE2(第2世代)を使っていただきます。スマートフォンをお持ちでない方も参加できます。
情報交換会をあわせて開催しますので、ぜひご参加くださいませ(昼食希望の方は、代金として600円を頂戴いたします)。

※酒田会場
・日時:7月26日(金)
スマートフォン講座 午前10時~午後12時30分
情報交換会     午後1時30分~午後3時
※申し込み締切:7月12日(金)
・場所:〒998-0034 山形県酒田市中央西町2-59
総合文化センター 四階 405号室
・料金:無料(昼食希望の方は600円を頂戴します)
・定員:14名
・申し込み先:視覚障がい者情報センター(担当:西田)

※米沢会場
・日時:8月22日(木)
情報交換会     午前10時30分~午後12時
スマートフォン講座 午後1時~午後3時30分
※申し込み締切:8月8日(木)
・場所:〒992-0059 山形県米沢市西大通1丁目5-60
米沢市すこやかセンター 二階 第2会議室
*講座内容、料金、定員については、酒田会場と同じです。

 

*点字図書追加目録・録音図書追録について

点字図書追加目録が完成しました。この目録には令和4年4月1日~令和6年3月31日までに当センターで製作、または厚生労働省委託図書、寄贈図書の送付を受け、当センターに登録された点字図書のリストが図書分類番号順に収録されています。点字版、墨字版があります。
録音図書追録は、令和4年度分、令和5年度分の墨字版があります。
ご希望の方は当センターまでご連絡ください。

 

*読書バリアフリー推進のための企画展示・体験会のお知らせ

山形県立図書館と視覚障がい者情報センターとが連携して、読書バリアフリー法施行5周年、山形県立点字図書館の通称使用を記念したイベントを開催します。

※日時、場所
・日時:令和6年6月18日(火)~28日(金)
開館時間9:00~20:00
・場所:山形県立図書館 山形市緑町1-2-36(遊学館内)

※内容
(1)展示
・点字絵本(さわる絵本)、大活字本、LLブック、点字図書、拡大図書、録音図書等
・視覚障がい関連ICT機器・グッズ、立体コピー、アプリ、など
・盲導犬展示
(2)体験会
・点字体験 ②録音図書読書体験 ③対面朗読 ④対面朗読室公開 ⑤読書バリアフリー等交流会 ⑥立体コピーワークショップ
*6月22日(土)、6月23日(日)のみの展示、体験がありますので、以下のスケジュールをご確認ください。
なお、体験会、交流会はどなたも参加できますが、部屋の都合上人数制限がありますので、あらかじめ予約いただいた方を優先させていただきます。ご了承ください。
予約やご不明な点は、視覚障がい者情報センターまでお問い合わせください。

【スケジュール】

6/18(火)
~21(金)
6/24(月)
~28(金)
6/22(土) 6/23(日)
10:00~11:30 13:00~
14:30
14:30~16:00 10:00~11:30 13:00~
14:30
14:30~
16:00
展示 縣人文庫裏H 図書展示(県立図書館資料)
1Fエントランス ICT機器、図書等展示
盲導犬展示
ICT機器、図書等展示
体験会等 アクティブラー
ニングルーム
(ALR)
点字体験 録音図書
体験・PT
R3講習会
読書バリアフリー等交流・相談会 点字体験 録音図書
体験・PT
R3講習会
読書バリアフリー等交流・相談会
立体コピー機展示
理科の立体教材、立体絵本等説明
立体コピー機展示
理科の立体教材、立体絵本等説明
対面朗読室 対面朗読 対面朗読、内部公開(※) 対面朗読、内部公開(※)

※ 対面朗読は1週間以上前予約で県立図書館所蔵資料を利用となります。
内部公開は対面朗読室の利用予約がない時間帯のみとなります。

 

*山形市視覚障害者福祉協会からのお知らせ

みなさん、こんにちは、山形市視覚障害者福祉協会で会長をしております三浦です。私どもが関わる6月後半のイベントについてご案内させていただきます。

まず、6月21日午前10時から山形駅西口、霞城セントラル23階、高度情報会議室で「山形ライトハウス構想実現キャンペーン第二弾 新潟県の取り組みに学ぶ」を開催します。私どもは県内の視覚障害者がさまざまな問題、課題をそこに行けば解決でき、さらには交流や学習、医療や福祉にも繋がれる、いわばワンストップで私たちの願いに応えてくれる場としての山形ライトハウス設立を県などに求めています。今年3月22日には宮城県視覚障害者情報センターの小沢所長さんをお招きして宮城県の取り組みを聴講しました。

今回は新潟県視覚障害者情報センターの堤咲子さんをお招きして、幅広い事業、活動を視覚障害者のために展開している新潟の情報センターについて学びます。参加費は無料です。終了は正午を予定しています。本件についてのお問合せ、参加申し込みは三浦 080-6291-7240、
yasu2020724gorin@gmail.com までお気軽にどうぞ。

またこのメールを書いている5月11日現在では詳細は固まっておりませんが、6月22、23日に県立図書館、遊学館で開催されるバリアフリーな読書環境や情報取得を目指す企画展に私どもの協会も立体コピーやさわれる天文写真などの展示を予定しています。ぜひお越しください。

 

*視覚障がい者情報センターからのお詫び

「情報センターだより」の前号にて「*山形市視覚障害者福祉協会からのお知らせ」の中で「メイクセミナー」の日時の記載に誤りがありましたので、お詫びして訂正させていただきます。正しくは以下の通りです。

「視覚障害者のためのファンケルメイクセミナー
・スキンケアセミナー 7月11日 午後2時から4時まで
・メイクセミナー  7月12日 午前10時から正午まで」

 

*NPO法人輝色からのお知らせ

山形県立図書館が新たなる体験を提供! 対面朗読室が登場しました。
私たち輝色(きいろ)は、図書館と共に感動の朗読や館内の魅力を映像化しました。
読書の楽しさを共有し、心豊かな時間を過ごしませんか?
さらに、6月22日(土)と23日(日)には、図書館で特別イベントも予定されています。
文学の世界に触れる素晴らしい機会です。
お見逃しなく!
詳細につきまして、下記のアドレスよりご覧ください。
https://youtu.be/a_AR7P7Iba8

 

*山形県立山形盲学校 視覚支援センターからのお知らせ

令和6年度 アイ・サポート相談会
目や見え方についての相談会(0歳から成人まで・どなたでも)
・視覚障がいや視覚障がい教育に関する知識をもつ相談員が個別に相談を行います。
・本人やそのご家族はもちろん、関係者の方々の相談もお受けします。
・相談時間は最大1時間程度です。
・秘密は厳守します。費用は一切かかりません。

こんなことで悩んではいませんか?
□視線があわない。
□目の前でおもちゃを見せても目で追ったりつかもうとしたりしない。
□物にぶつかったりつまずいたりしやすい。
□日ざしをひどくまぶしがる。
□慣れない場所でひどく慎重になる。
□テレビや本などを見るとき、極端に顔を近づけたり傾けたりして見る。
□地図などの複雑な図や辞書などの細かな文字を読むときに苦労する。
□細かな目盛りが読めない。
□夜間や、昼間でも薄暗いところでは見えにくい。
□矯正視力が0.3未満(視力検査D判定)と言われ、今後の生活や学習が心配。
□以前より、目が見えなくなった感じがして生活上不自由を感じる...等

相談日と会場

地区名 相談日(予定)  会場
庄内 9月18日(水)
20日(金)
庄内総合支庁(三川町)
村山 9月26日(木)
27日(金)
山形県立山形盲学校 (上山市)
置賜 10月2日(水)
8日(火)
置賜総合文化センター(米沢市)
北村山 10月10日(木)
15日(火)
村山総合支庁北村山地域振興局(村山市)
最上 10月17日(木)
22日(火)
最上広域教育研究センター(新庄市)

相談の申し込み
〇QRコード先からお申込みいただくか、申込用紙に記入し視覚支援センターまで郵送ください。
〇申込締切は、7月16日(火)になっております。締切日を過ぎた場合、お電話にて問い合わせください。
〇アイ・サポート相談会の日程以外でも、本校では随時相談を行っています。お電話にて問い合わせください。
山形県立山形盲学校 視覚支援センター
〒999-3103 上山市金谷字金ヶ瀬1111番地
TEL:(023)672―4116
アドレス:yyamamo@pref-yamagata.ed.jp

 

*全国視覚障害者将棋大会のお知らせ

今年標記の大会が、天童市で開催されます。以下、要綱より一部抜粋させていただきます。ご参照ください。
・主催 社会福祉法人日本視覚障害者団体連合
・共催 特定非営利活動法人山形県視覚障害者福祉協会
・会期 令和6年9月21日(土)~22日(日)
・会場 ほほえみの宿 滝の湯
〒994-0025 山形県天童市鎌田本町1―1―30
電話:023-654-2211
・参加資格 視覚障害のある将棋愛好家
・対局の種別 S級(A級優勝経験者)A級(有段者の部)B級(級位者の部)C級(初心者の部)
・参加費 2,000円(昼食費(1,000円)、懇親会費(8,000円)、宿泊費等は希望者は別途お支払いが必要となります)
・申込方法 申込書に必要事項をご記入の上、メール、又はFaxにて
※申込書は日視連ホームページにてダウンロード可能です。
・申込締切 令和6年8月16日(金)
その他、詳しくは大会事務局(電話03-3200-6169)、もしくは山形県視覚障害者福祉協会副会長 富樫一男様(電話080-687-5927)までお問い合わせください。
詳しい要綱は、視覚障がい者情報センターにもありますので、ご希望の方は西田までご連絡ください。

 

 

令和5年度利用者アンケートの集計結果について

当館事業に関する利用者アンケートにご回答いただきました皆様、ご協力ありがとうございました。結果がまとまりましたので、ご報告いたします。

1 調査目的
(1)目的
当館業務に関する満足度と意見や要望の集約を図り、今後の図書館運営に反映する。
(2)調査対象者
令和6年1月31日現在の図書館登録者(551名)のうち「図書館だより」利用登録の267名(全利用者の48.5%)。
(3)調査方法
調査対象者に点字・墨字(音声コード付き)のアンケート調査用紙を郵送。
また、メール版図書館だより利用者にはアンケート調査用紙のデータをメール添付。
(4)調査内容
当館サービス及び「図書館だより」の満足度・意見、職員の対応についての満足度・意見、デジタル機器の使用状況 等
(5)調査期間
令和6年2月15日(木) 発送
3月31日(日) アンケート締め切り(当日消印有効)
(6)調査結果報告
「図書館だより」206号(令和6年6月号)に掲載・ホームページで公開
(7)回答者数
95名(回収率 36.6%)

2 調査結果
※<1 回答者情報>(性別、年齢等)については、省略します。

<2 図書館サービスについて>

問6 点字図書館で利用しているサービスをお選びください。(複数回答可)

内容 回答数 割合
ア1.点字図書 10 11%
2.デイジー(CD)図書 55 58%
3.テープ図書 9%
イ 1.点字雑誌 1 1%
2.デイジー雑誌 24 25%
3.テープ雑誌 2%
ウ.プライベートサービス 4%
エ.コピーサービス 3 3%
オ.点字JBニュース 2%
カ.電話ナビゲーション 1%
キ.その他 22 23%
ク.「図書館だより」以外利用なし 21 22%
ケ.サピエ個人会員 12 13%
未記入 4 4%

問7 利用しているサービスについての満足度をお選びください。

満足度 回答数 割合
ア.満足 57 60%
イ.普通 30 33%
ウ.不満足 2%
未記入 5%

<その理由をお聞かせください>
「ア 満足」の理由
(図書について)
・デイジー図書、雑誌が利用できる
・サピエですぐダウンロードできる
・読みたい本を自由に選べる
・希望通り送ってもらっている
(情報について)
・多方面の情報提供がある
(対応について)
・要望に応じてくれる
・ご意見やご質問に対して、しっかり聞き取っていただいている
「イ.普通」の理由
・点字図書にあってもデイジー図書にないものもある
・図書館だより以外で接することがない

問8  サピエ図書館個人会員の方に伺います。

利用しているサービスをすべてお選びください。

内容 回答数
ア.図書検索
イ.点字図書
ウ.デイジー図書 14
エ.テキストデイジー
オ.シネマデイジー
カ.その他

問9 点字図書館の職員の対応についての満足度をお選びください。

満足度 回答数 割合
ア.満足 72 76%
イ.普通 16 17%
ウ.不満足 2%
未記入 5%

<その理由をお聞かせください>
「ア.満足」の理由
・電話対応がよい
・やさしく丁寧、親切に対応してくれる
・質問に満足な回答をいただいている
・親身になって本を探してくれる
・普段ひとりのため、電話やお便りなどありがたい
「イ.普通」の理由
・利用していないのでわからない

<3 図書館だよりについて>

問10 「図書館だより」についての満足度をお選びください。

満足度 回答数 割合
ア.満足 62 65%
イ.普通 25 27%
ウ.不満足 1%
未記入 7%

<その理由をお聞かせください>
「ア.満足」の理由
・福祉関係の新しい情報がある
・デイジー図書の紹介がある
・職員の人柄が伝わる、コラムが楽しみ
・お知らせが役に立つ
・図書館だよりを聞いている人の感想や本の紹介があり、大変参考になる
・便利グッズの説明がわかりやすい
「イ.普通」の理由
・もっと簡素化してもいい
・二カ月に一回の発行がタイムリーでない
「ウ.不満足」の理由
・もう少し長めに職員の声を聴きたい

問11 「図書館だより」で取り上げてほしい内容など、なんでも結構です。ご意見をお聞かせください。
(情報欄に関して)
・内容そのものが短すぎる
・機器類、グッズの紹介を増やしてほしい
・地域のイベント情報
(福祉制度などに関して)
・視覚障がい者への行政からの情報
・点字ブロックについて
・同行援護の利用について説明してほしい
(読者からの声や交流等に関して)
・視覚障がい者の体験談
・利用者が登場するコーナー
(図書について)
・文学会の動き
(その他)
・料理のしかたについて

<4 事業について>

問12 本年度、点字図書館では1音声ガイドアプリ映画体験、2スマートフォン体験会、3ヨガ体験 4情報交換会等の事業を実施いたしました。これらを含めて、今後実施してほしい事業があれば教えてください。
・情報交換会を続けてほしい
・今まで通りでいい
・スマートフォン体験会
・プレクストーク教室
・映画体験会を続けてほしい
・メイクアップセミナー
・情報交換会に参加した時、時間より早く解散になった。時間を目いっぱい使って、もっと親密な会にしてほしい。そのためには、参加者をグループ分けして話し合いをしたらいいのではないか。
・ヨガ
・行きたくても、タクシー代がかかるので難しい
・料理教室

<5 ICTサポートについて>
問13 あなたの使用しているICT情報通信機器を教えてください。(複数選択可)

内容 回答数 割合
ア パソコン 23 24%
イ スマートフォン 37 39%
ウ タブレット 8%
エ 携帯電話 28 29%
オ 録音図書再生等機器(プレクストーク等) 52 55%
カ 点字情報端末 (ブレイルメモ等) 3%
キ その他 1%
ク 持っていない 6%
無回答 7%

問14 利用しているソフトウェアやアプリの種類を教えてください。(複数選択可)

内容 回答数 割合
ア 通話 35 37%
イ メール 38 40%
ウ インターネットブラウザ 22 23%
エ 時計 31 33%
オ SNS 12 13%
カ 天気 18 19%
キ アドレス・電話番号 26 27%
ク 写真撮影・閲覧 9%
ケ 音声読み上げ 22 23%
コ 音声入力 19 20%
サ 文字サイズ・画面拡大 13 14%
シ 色変更・画面反転表示 2%
ス 音楽 16 17%
セ 動画 16 17%
ソ TV 10 11%
タ ラジオ 25 26%
チ 地図 8%
ツ 路線 7%
テ GPS 6%
ト メモ 13 14%
ナ スケジュール管理 9%
ニ 画像・物体認識 4%
ヌ QRコード 6%
ネ 電卓 13 14%
ノ 色の識別 4%
ハ 歩数計 13 14%
ヒ 銀行(バンキング) 5%
フ デジタル決済 3%
ヘ 光認識 2%
ホ その他 8%
無回答 26 27%

その他の回答
・NHKニュース防災
・カメラ検索、音声検索
・落語
・辞書
・ネットショッピング

問15 ICT機器を利用するときに困ることを教えてください。(複数選択可)

内容 回答数 割合
ア ICT機器やソフトウェアあるいは通信料が高額 8%
イ インターネットなどを利用するための契約(書類の読み書き等)が難しい 15 16%
ウ ICT機器やソフトウェアを使い始めるための初期設定が難しい 22 23%
エ ICT機器やソフトウェアの操作方法を習得するのが難しい 24 25%
オ マニュアルが読めない。 18 19%
カ ICT機器を利用するためのサポートが不十分 15 16%
キ 音声出力が不十分(必要な情報を読み上げないなど) 13 14%
ク 画面表示の調整が思うようにできない(拡大率、白黒反転等) 8%
ケ 入力操作が難しい(キーボード、マウス、タッチパッドなど) 16 17%
コ その他 8%
サ 困ると感じることはない 9%
無回答 38 40%

その他の回答
・何を使っていいかわからない
・音声出力の同音異義語
・視覚障がい者に指導できる方がいない
・ヴォイスオーヴァーの使用法
・音声ガイドが止まった場合どうなっているのかわからない、人から操作してもらわないといけない

問16 ICT機器利用について、サポートを受けるとしたらどんな内容のものがほしいですか。(複数選択可)

内容 回答数 割合
ア 初期設定等の環境整備の手伝い 22 23%
イ ICT機器の初歩的、基礎的な使い方 29 31%
ウ 音声入力、出力の方法や音声入力でできること 15 16%
エ キーボードやタッチパネルの操作方法 14 15%
オ ソフトウェア・アプリの使い方 23 24%
カ 便利なソフトウェア、アプリの紹介 22 23%
キ ソフトウェア・アプリの現地や屋外などでの実際の活用体験 13 14%
ク その他 3%
ケ サポートは必要ない 4%
無回答 40 42%

・オの具体的な回答 SNS
・その他の回答
・何があるかわからない
・ちょっとしたトラブルの相談窓口
・エスパルのアップルストアが撤退した。今後は点字図書館を頼りにしている。スマホ、タブレットの相談体制をつくってほしい。視覚障がい当事者の職員を採用してほしい。

<6 同行援護について>

問17 同行援護事業について知っていますか。

内容 回答数 割合
ア 知らない 20 21%
イ 知っているが利用したことはない 36 38%
ウ 知っており利用しようとしたができなかった 2%
エ 利用したことがある 26 27%
無回答 11 12%

イ.について
・私の認識では、公的同行援護は、使い勝手が悪い印象です。認定を受けるための手続きもあり、制度も複雑で、使い勝手がいいとは言えない。我が町では福祉タクシー券を交付してくれている。タクシードライバーは、目的地までの運航だけではなく、入り口まで、案内してくれる。公的給付受けるのは、十分制度を理解し、納得して利用したほうがいいと思います。
ウ.について
・自分の住んでいる市ではできないと言われ、大変困っている
エ.について
・利用できる時間に、個人個人で差があったりして疑問に感じる
・制度がわかりにくい。交流会等でも発信してほしい

<7 災害対応について>

令和6年1月1日の能登半島地震では多くの方が被災し、亡くなられた方や避難所で不自由な生活を余儀なくされている方々も多くおられます。皆様の災害時避難対応への備えについてお伺いします。

問18 避難行動要支援者名簿に登録していますか

内容 回答数 割合
ア 登録している 23 25%
イ 登録していない 46 48%
ウ わからない 17 18%
無回答 9%

問19 個別避難計画を作成しましたか

内容 回答数 割合
ア 作成した 4%
イ 作成していない 67 71%
ウ わからない 16 17%
無回答 8%

問20 災害が起きたとき、避難所に行きますか

内容 回答数 割合
ア 最寄りの避難所へ行く 39 41%
イ 福祉避難所へ行く 5%
ウ 行かない 16 17%
エ わからない 27 29%
無回答 8%

問21 地域の避難訓練に参加したことはありますか

内容 回答数 割合
ア いつも参加している 7%
イ 参加したことがある 16 17%
ウ 参加したことがない 65 69%
無回答 7%

問22 災害避難対応について知りたいことや不安に感じていることがあれば教えてください。
・訓練をしていないのでわからない
・市役所の防災課に相談した
・福祉避難所の場所がわからない
・避難場所はわかるが、自分一人では行けない
・避難所が学校や体育館では、プライバシーが保てない
・サービス付き高齢者向け住宅に入居しているのでおまかせしている
・一人でいる時に災害が発生した時、どう行動したらよいかわからない
・最寄りの避難所に行っても皆さんと同じ行動が取れないと思うので不安
・避難行動要支援者名簿というのがわからない
・ライフラインが止まった場合が不安
・各地域において、福祉避難所を指定または常設すべき
・避難所の様子が分からないので、中の説明が必要だと思う。
・不安がある人が多いため、協会で研修会などを行っている。

<8 要望・その他>

問23 点字図書館の事業等で実施して欲しいこと、情報提供してほしい事等がありましたら、ご意見・要望をお聞かせください。
・同行援護サービスの周知を徹底してほしい
・タブレットでのサピエ図書館利用方法
・視覚障害(同行援護などしてくれる事業所など、どんどん撤退していてわからない)の情報をどんどん発信してほしい
・今のままで満足
・ボランティアさんとの交流会
・スマホの体験 教室を月2回とか続けてほしいスマホを買い求めるときのアドバイスを教えてほしい
・土日のどちらか、開館してほしい。
・デイジー図書はたくさん借りたいが、返却が大変だ。
・相談事業所の役割等を詳しく説明してほしい。

問24 その他お気づきの点や生活の中で困っていること、要望等がありましたら、なんでも結構です。お聞かせください。
・点字図書館があり、大変助かっている。今は一番の楽しみである。
・外出が困る
・利用できること、関係の方々に感謝している。(デイジー図書を)いつ聞けるかとわくわくして待っている。
・地域ごとに視覚障がい者同士の集まる場所がほしい
・同行援護などの制度がないため、自分で出歩くことができず、家族とともにしか動けない。自分の住んでいるところでもできるようになればいいな、と思う。
・中途失明した方がどのようにして毎日過ごしていられるのか。特にまだ若い方が、これから先の生き方にどのように向き合っているのでしょうか?(代筆:母)
・行動できないので、やる気もおきない
・視覚障がい者が、日常生活において、趣味や取り組んでいることを知りたい。
・音楽会等に出かけたいが、同行者が必要で経費が倍になる。座席も不便なところが多いので、配慮がほしい。
・レストランの注文がタッチパネルが多くなっているので、視覚障がい者は音声がないと使いづらい。
・サピエ図書館の個人利用について、教えてほしい
・点字図書館なのだからアンケートは音声でほしい(回答はメールでする)
・出かけるにも、家族に仕事を休んでもらって同行してもらわなければいけない。
・同じ病気の人と話したい

以上、アンケートの結果についてご報告いたしました。
自由回答のご意見・ご要望については紙面の都合上、抜粋させていただきました。
ご意見等、たくさんお寄せいただきありがとうございます。
この場で、すべてのご意見に回答するのは困難ですが、皆様からのお声を今後の当センターの情報提供や事業などに活用させていただきます。
また、このアンケート結果をご覧になって、これはぜひ実施してほしい、改善してほしいという点等、当センターまでご意見をお寄せください。
今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

定期刊行物のご案内

当センターでは、次の定期刊行物を取り扱っています。いま、購読していない方で、これから読みたい方、聞きたい方はセンターへお申し込みください。
また、当センターで取り扱っていないもので、読みたい、聞きたいというものがありましたらご相談ください。
デイジー版は、最新号を発送する時に戻ってきているものだけを、ダビングしてお送りします。発送日までに図書館に届いていない場合は、その号をお送りすることができませんので、期日までにお返しください。
タイトル名、内容、長さと冊巻数、発行の間隔の順にお知らせします。
録音定期刊行物はジャンル別にまとめています。

  • 点字定期刊行物

県民のあゆみ   山形県広報 90頁程度1冊 隔月刊
情報センターだより 山形県視覚障がい者情報センターからのお知らせ、新刊紹介など 60頁程度1冊 隔月刊
身障やまがた   山形県身体障害者福祉協会広報 80頁程度 1冊 年3回 (会員のみご利用できます)
JBニュース   新聞記事からの抜粋 10頁1冊またはメール 日刊または希望曜日
点字毎日     新聞記事からの抜粋 60頁1冊 週刊
女性自身     女性向け総合誌 60頁程度1冊 週刊
ワールド・ナウ    世界の視覚障害者関連ニュース  60頁1冊 年2回
東洋療法     全日本鍼灸マッサージ師会の機関紙 60頁程度1冊 月刊
点字厚生     厚生労働省広報 16頁1冊 隔月刊
人生案内     読売新聞の人生相談 100頁程度1冊 月刊
きょうの料理   NHK出版 260頁程度 2冊 月刊
ふれあいらしんばん 内閣府政府広報室 政府からのお知らせをとりまとめた冊子 30頁1冊 隔月刊

  • 録音定期刊行物

政府広報関連
声の広報厚生   厚生労働省広報 CD1枚 隔月刊

山形県関連
県民のあゆみ   山形県広報 CD1枚 隔月刊
情報センターだより 山形県視覚障がい者情報センターからのお知らせ、新刊紹介など CD1枚 隔月刊
身障やまがた   山形県身体障害者福祉協会広報 CD1枚 年3回(会員のみご利用できます)

視覚障害者関連
日視連アワー   日本盲人会連合情報 CD1枚 月刊

総合誌
にってんDaisyマガジン 医学研究・ホームライフ・文藝春秋・おしゃれなひととき、などを収録 CD1枚 月刊
女性自身     女性向け総合誌 CD1枚 月2回
週刊現代     総合 CD1枚 週刊
週刊新潮     総合 CD1枚 週刊
週刊文春     総合 CD1枚 週刊
中央公論     総合 CD1枚 月刊
世界       総合 CD1枚 月刊
PHP      総合 CD1枚 月刊
エコノミスト   経済総合誌 CD1枚 週刊
声の婦人公論   女性向け総合誌 CD1枚 月1回
コレクション草笛  本の紹介、エッセイなど CD1枚 月刊
ジュニアエラ  小中学生のためのニュースマガジン CD1枚 月刊
婦人の友     女性向け総合誌 CD1枚 月刊
週刊ポスト    総合 CD1枚 月刊
明日への声    政府広報誌 CD1枚 隔月刊
ラジオ深夜便   NHKラジオ番組「ラジオ深夜便」 CD1枚 月刊
社説       新聞5社の社説 CD1枚 月3回
声のナショナルジオグラフィック 自然科学 CD1枚 月刊

旅行関連
旅行読売     旅行 CD1枚 月刊

家庭生活関連
声の食生活情報  食物と健康 CD1枚 月刊
暮しの手帖    家庭 CD1枚 隔月刊
東京くらしねっと 消費者向け生活情報 一般CD1枚 隔月刊
読売新聞「くらし・読書・よみほっと日曜版ア・ラ・カルト」 生活・読書 CD1枚 月刊
ライト&ライフ  生活関連情報 CD1枚 月刊

医療関連
朝日医学情報   医療 CD1枚 月2回
理療       三療 CD1枚 不定期
さかえ      糖尿病関連情報 CD1枚 月刊
中医臨床     医療 CD1枚 季刊
きょうの健康   健康 NHK放送番組 CD1枚 月刊
壮快       健康 CD1枚 月刊
安心       健康 CD1枚 月刊

音楽関係
ステレオ     オーディオ機器 CD1枚 月刊
ステレオサウンド オーディオ機器 CD1枚 季刊

趣味・娯楽関連
ジャールニュース アマチュア無線 CD1枚 隔月刊
趣味の園芸    草花の栽培 CD1枚 月刊
日経パソコン   パソコン CD1枚 月刊
ねこのきもち   愛猫の成長に合わせた付き合い方 CD1枚 月刊
いぬのきもち   愛犬のしつけ、病気や食事 CD1枚 月刊
コーヒーブレイク 全国リスナーへのお便りやリクエスト曲を紹介 CD1枚 月刊
大相撲中継    大相撲の情報誌 CD1枚 隔月刊

小説
小説新潮     小説 CD1枚 月刊
小説現代     小説 CD1枚 月刊
オール読物    小説 CD1枚 月刊(3月号、9月号は合併号のため年10冊の刊行)
小説すばる    小説 CD1枚 月刊
小説トリッパー  小説 CD1枚 季刊

  • 墨字定期刊行物

情報センターだより  山形県立点字図書館からのお知らせ、新刊紹介など 24頁程度1冊(冊子またはメールでテキスト添付) 隔月刊

以上、問い合わせ及び申し込み先は
山形県視覚障がい者情報センター 電話 023-631-5930
メールアドレス yamaten@ic-net.or.jpです。

 

 

みんなの広場

上山市の利用者、伊沢恵さんから図書の感想をいただいたので、ご紹介させていただきます

「『窓ぎわのトットちゃん』読み終わりました。この本は学生時代にも何回か読んだことがありますし、とても名作だと思っていますが、改めて読んでみるとこの小林先生(担当者注:登場する校長先生)と言う方が素晴らしい教育者だなと思いました
当時の時代背景からすると、日本はまだまだ男女間の差別や、障害のある人に対する差別も多かった時代だと思います。その中で今風に言えばインクルーシブ教育を実践なさっていたなんてホントに驚きでした
やはりこの本は平和の大切さも教えてくれたような気がします。戦争がなければ学校も焼かれないで済んだでしょうし、友達同士もバラバラにならないで済んだと思うと、本当に平和に暮らせる日常が尊いものだということがわかりました。」

伊沢さん、いつも図書の感想をありがとうございます。
学生時代に読んだ本が、大人になった今現在の視点で読んでも新たな発見と驚きがあった、という伊沢さんのフレッシュな感動が伝わってきました。昔読んだ本との素敵な再会。うれしいですね。『窓ぎわのトットちゃん』は点訳、デイジー、カセットとありますので、リクエストお待ちしています。

皆さんは、学生時代に読んだ本で感銘を受けた本はなんですか?
僕は中高生の頃、カミュの「異邦人」とドストエフスキーの「悪霊」とフィッツジェラルドの「グレート・ギャツビー」を愛読していました。
というのは全部ウソで、アイスキャンディーをくわえながら、「桃太郎電鉄」をしていました。
でも、サリンジャーは好きだったなあ・・・「ライ麦畑でつかまえて」の主人公の少年ホールデン君は学校とかが嫌いで、いつも心の中で大人たちに悪態をついてばかりいるのですが、僕も高校生活があんまり楽しくなかったんで共感したなあ・・・
ぜひ、みなさんの思い出の図書も担当の西田まで教えてください。

 

 

所長室から

所長 佐藤孝喜

日差しの暑い日も多くなってきていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。適切な水分の補給など熱中症に留意しながらお過ごしいただければと存じます。

4月24日から熱中症警戒アラートの運用なども開始されています。自宅で涼しい場所を確保できない場合はクーリングシェルターへの移動なども考える必要があるかもしれません。例えば、山形市では、市役所のほか中央公民館や市立図書館、各コミュニティーセンターなど市内30か所をクーリングシェルターに指定しています。

3月に点字図書館のアンケートを実施させていただきました。結果の概要はこの号に記載させていただいているとおりです。図書館だよりに関しては、皆様からの体験談、利用者が登場するコーナーの要望などがありました。ぜひ体験談などをお寄せいただければ幸いです。

事業については、スマートフォンの体験会や映画の体験会の要望が多いようでした。その他のものも合わせて対応可能か検討してまいります。

ICT機器については、困ることとして初期設定や操作方法の習得が多く、サポートが必要な内容として初歩的、基礎的な使い方が最も多くなっていました。当センターでもスマートフォンの講座を予定していますし、県身体障害者福祉協会でも視覚障害者ICT講習会を10月置賜地区、11月村山地区で予定していますのでご参加いただければと存じます。また、県身体障害者福祉協会ではパソコンボランティアの派遣も行っていますので活用いただければと存じます。

同行援護については、以前から周知してほしいとの要望があり、現状をお聞きしました。同行援護は障害者総合支援法に基づく自立支援給付(全国共通)のひとつです。手続きとしては、役場に相談のうえ、指定特定相談支援事業者にサービス等利用計画案を作成してもらい役場に提出します。支給決定後、同行援護支援事業者に申込をしてサービスを受けることになります。市町村内に事業者がおらず、対応できていない事例もあるようです。

このほかに外出を支援する制度としては、地域生活支援事業の移動支援(市町村任意)のサービスがあります。実施の有無、手続き、費用負担など市町村によって異なります。また、福祉有償運送といって、許可事業者に登録しておいて移送サービスを受ける方法(タクシー料金の半額程度)や福祉タクシーとして市町村が無料のタクシー券を一定数配布する制度などがあります。いずれも地元の市町村に確認いただくことが必要です。

災害時避難対応については、平成25年度から市町村で避難行動要支援者名簿を作成する義務が、令和3年度からは個別避難計画を作成する努力義務が規定されています。例えば山形市の場合は、要支援者は、75歳以上のみの世帯又は単身者、身体障害者手帳1級及び2級所持者、要介護度3以上の認定者などとされています。制度の流れとしては、①役場や民生委員、町内会長などの避難支援等関係者が要支援者へ制度の周知、②要支援者は要支援者名簿情報を避難支援等関係者へ提供することを役場へ同意書を提出、③役場は要支援者の情報を避難支援関係者へ提供、④避難支援等関係者は要支援者や避難支援者等と相談し、個別計画の作成を検討、⑤要支援者は避難支援者へ支援を依頼、⑥避難支援者は対応可能な場合、支援を了承、⑦要支援者は作成した個別計画を役場へ提出、⑧役場は個別計画を避難支援等関係者や避難支援者へ送付する、となっているようです。具体的な作成手続きは市町村ごとに異なってきますので地元の市町村へご相談いただく必要があります。

福祉避難所については、現状では指定はしているものの、一度、近くの指定避難所に避難し安全を確保してから、受け入れ調整をして福祉避難所を開設する流れになっている市町村が多いようです。

このほかにも様々なご意見、ご要望をいただきました。センターの予算や体制等も踏まえ、できるだけ皆様の声に応え、情報提供できるように努めてまいります。

 

 

〈図書紹介〉

始めに番号をつけましたので、リクエストの際は番号をお伝えください。

デイジー図書

1 100年先も大切にしたい日本の伝えばなし 神仏が教えてくれる、幸運を引き寄せる心の持ちよう
桜井 識子 著  KADOKAWA  6時間09分
死期を知る意味、龍に化身し湖の主になったたつこ姫、超古代からいる神様…。神社やお寺の由緒や伝説を実際に行って紹介する。

2 教養を磨く 宇宙論、歴史観から、話術、人間力まで
田坂 広志 著  光文社  7時間24分
教養とは答えの無い問いを問い続ける力。宇宙論、歴史観から話術、人間力まで、著者の思想の全体像をエッセイ調にまとめた。

3 みんな、本当はおひとりさま
久本 雅美 著  幻冬舎  4時間54分
誰もが、同じように孤独を抱えながら生きている。独身でも、既婚でも、人生の歩き方は自分しだい。久本雅美が自身の生き方を語る。

4 最上義光 伊達・上杉と死闘を演じた出羽の勇将
中村 晃 著  PHP研究所  8時間43分
山形の小大名だった最上家を、東北屈指の大名にした最上義光。「出羽の狐」と呼ばれた男の波乱に満ちた生涯を描く人物小説。

5 5分後に世界が変わる 不思議な出会い編
スターツ出版文庫編集部 編 百度 ここ愛 他著 スターツ出版 6時間04分
手紙を送ってきたストーカーの正体は未来の私?5分であっという間に読めて、すきま時間に最適な短編14編を収録。

6 ヘイタイのいる村
鈴木 実 他著  北の風出版  8時間11分
日本が戦争に負け、村山市一帯に射撃場がつくられた。砲弾がいつどこに落ちるかわからない恐怖を強いられ、生活を壊されてきた「弾道下の村」の記録。

7 食べなかったことにできるダイエット
岸村 康代 著  三笠書房  3時間40分
「食欲スイッチオフ」と「リセットごはん」で、誰でも簡単にやせられる!炭水化物もOK、我慢しない、飲み会も楽しめるダイエット法を解説する。

8 人間レコード 夢野久作怪奇暗黒傑作選
夢野 久作 著  KADOKAWA  8時間08分
昭和×年、下関に着いた連絡船から、老人が降り立った。老人には前代未聞の人体実験が施されていて…。表題作のほか全5編を収録。

9 新・浪人若さま新見左近(十三) 忠義の誉
佐々木 裕一 著  双葉社  5時間56分
松の廊下の一件から時が流れても、左近は堀部安兵衛たちの行方をつかめず、焦りを募らせていた。元禄期最大の騒動、ついに決着!

10 きよのお江戸料理日記4
秋川 滝美 著  アルファポリス  8時間23分
江戸の料理屋で料理人として働くきよ。ある日、良き競い相手だった彦之助が独立し、己の店を持つことになった。そんななか、母から帰郷を促す文が届き…。

11 猫ヲ捜ス夢 蘆野原偲郷
小路 幸也 著  徳間書店  5時間49分
災厄を祓う力を持つ蘆野原の一族。大きな戦争は、彼らにも影響を及ぼした。蘆野原の長筋である正也は、事が起こると猫になってしまう姉の行方を探し…。

12 前人未到
藤井 聡太, 山中 伸弥 著  講談社  4時間33分
年齢も活躍する分野も大きく異なるノーベル賞受賞研究者と若き天才棋士が、勝負のあり方から若返りの可能性、人工知能の未来までを語り合う。

13 蓋棺 庄内藩は一度も官軍に負けなかった
茶屋 二郎 著  ボイジャー  12時間39分
奥羽越列藩同盟を成立させ、戊辰戦争で官軍と二十数回戦いに及んで一度も負けず、西郷隆盛を驚嘆させた庄内藩、その家老の菅秀三郎が主人公である。

14 自分に奇跡を起こす江原啓之100の言葉
江原 啓之 著  三笠書房  2時間57分
「不安に押しつぶされそうなとき思い出してほしいこと」「あなたが生まれてきた意味」など、人生の基本をスピリチュアルな視点から解説します。

15 脳を活かすスマホ術 スタンフォード哲学博士が教える知的活用法
星 友啓 著  朝日新聞出版  4時間01分
スマホをどのように使えば脳に良いのか。スマホの4大長所をポジティブに活用するメソッドを紹介する。

16 超訳 古今和歌集 #千年たっても悩んでる
noritamami 著  ハーパーコリンズ・ジャパン 1時間09分
1000年以上も前から、恋も仕事も、人の悩みは変わらない!?「古今和歌集」から、恋の歌を中心に令和の言葉の訳と解説を付す。

17 失敗しない読書術
名もなき読書家 著  フォレスト出版  5時間24分
本を読む前に「キーワード」を設定して読むことで、得られる情報量は変わってくる。失敗しない読書術のノウハウを余すところなく伝える。

18 小林製薬 アイデアをヒットさせる経営 絶えざる創造と革新の追求
小林 一雅 著  PHP研究所  6時間13分
「あったらいいな」をカタチにする小林製薬。長年愛される商品を創出し続けてきたマーケッターが、開発秘話とともに事業躍進の秘訣を語り明かす。

19 ChatGPTは神か悪魔か
落合 陽一 他著  宝島社  6時間05分
生成AI。私たちの生活を劇的に変え得る脅威のテクノロジーの「メリット」と「怖さ」は何か?各分野の専門家が徹底検証する。

20 僕とジャニーズ
本橋 信宏 著  イースト・プレス  5時間36分
ジャニー喜多川の性加害糾弾の原点である「光GENJIへ」を書いた覆面作家が、ジャニー喜多川と彼をとりまく人間のドラマを描く。

【厚生労働省委託】

21 いちばんやさしいデジタルマーケティングの教本 人気講師が教えるメディアと販促の新しい基礎
田村 修 著 12時間28分

22 イントゥ・ザ・プラネット ありえないほど美しく、とてつもなく恐ろしい水中洞窟への旅
ジル・ハイナース 著 村井 理子 訳 13時間53分

23 「甘え」の成熟 大人のための依存法
和田 秀樹 著 7時間47分

24 令和5年版 厚生労働白書 令和4年度厚生労働行政年次報告 つながり・支え合いのある地域共生社会
厚生労働省 編 11時間10分

25 令和5年版 障害者白書
内閣府 編集 10時間40分

【寄贈】

26 2024年版 くらしの豆知識
国民生活センター 編 7時間57分

27 有賀薫さんの手軽に作ろうスープパスタ
すこやか食生活協会 編 1時間11分

【NHK委託】

28 江戸の海 ラジオ文芸館
白石 一郎 著 杉原 満 朗読 42分

29 七分二十四秒めへ ラジオ文芸館
朝井 リョウ 著 中野 淳 朗読 42分

30 光陰 ラジオ文芸館
田丸 雅智 著 遠藤 亮 朗読 42分

31 手を振る仕事 FMシアター
足立 聡 作 52分

32 琥珀のひと FMシアター
新井 まさみ 作 52分

33 銭形平次捕物控 新日曜名作座
野村 胡堂 原作 古川 壬生 脚色 3時間01分

34 半七捕物帳3 新日曜名作座
岡本 綺堂 原作 古川 壬生 脚色 3時間03分

35 常識のない喫茶店 青春アドベンチャー
僕のマリ 原作 井出 真理 脚色 1時間16分

36 第58回 NHK障害福祉賞入選作品集
3時間59分

 

点字図書

1 憂鬱探偵
田丸 雅智 著  ワニブックス  全3冊
「足を踏まれる」「なかなか料理がこない」「ジャンケンでいつも負ける」「靴下をよくなくす」…。憂鬱な出来事の裏に潜む“秘密”をイヤイヤ暴く、どこか冴えない探偵のショートショート。

2 殺戮の狂詩曲
中山 七里 著  講談社  全4冊
高級老人ホームで発生した、令和最悪の凶悪殺人事件。好人物を装っていた介護職員の心中に渦巻く邪悪。最低な被疑者の弁護を名乗り出た悪評塗れの弁護士が、胸に秘める企みとは? 『小説現代』掲載を単行本化。

3 幽霊と探偵2
山口 幸三郎 著  KADOKAWA  全3冊
記憶を失くした幽霊を相棒に、探偵事務所を営みながら失踪の真相を探っている元刑事の巻矢。巻矢の許に持ち込まれたそれぞれの謎は、やがて行方不明となっている人物の足跡に繋がっていき…。

4 誰に似たのか ― 筆墨問屋白井屋の人々
中島 要 著  朝日新聞出版  全3冊
隠居した老婆の恋に振り回される兄妹、実家の隠し子騒動に苛立つ嫁、料理人修行中の孫娘…。江戸日本橋の筆墨問屋を舞台に、三世代の本音が飛び交う家族小説。『週刊朝日』掲載に書下ろしを加え単行本化。

5 鯨オーケストラ
吉田 篤弘 著  角川春樹事務所  全3冊
ラジオ局で番組を担当している僕。ある日、17歳の時に絵のモデルをしたことを話したところ、リスナーから、僕によく似た肖像画を見た、と葉書が届き…。静かに心が共振する希望の物語。『Webランティエ』連載を単行本化。

6 チョッちゃんのバアバよ大志をいだけ
黒柳 朝 著  中央公論新社  全4冊
家族の思い出、引っ越し遍歴、旅先のハプニング、おしゃれの喜び…。70代後半から80代にかけての日々を綴った、チョッちゃん流幸福論。毎日を楽しくする秘訣を明かす「チョッちゃん流〈快老メモワール〉」も収録する。

7 軽井沢迷宮 須美ちゃんは名探偵
内田康夫財団事務局  光文社  全4冊
商店街でもらったチラシに書かれていたクイズに挑戦した吉田須美子。浅見光彦からのヒントもあって見事正解し、賞品であるバスツアーに当選する。新緑の軽井沢を舞台に、「謎解き旅行」が始まった!

8 いつも「話が浅い」人、なぜか「話が深い」人
齋藤 孝著  詩想社  全2冊
当たり前のことばかり述べる、ポイントを押さえていない、具体性がない、視野が狭い、思考の形跡がない、人生観がない…。そんな「浅い話」の問題点を解き明かし、「深い話」をする技術を説く。

9 のし梅の歴史
のし梅本舗 佐藤屋 著  書肆犀  全1冊
文政四年の創業以来、佐藤屋の看板商品として店を支えてくれている「のし梅」の歴史を菓子屋の目線でまとめてみました。そのきっかけとなったのは、当家に残る三千点の史料と山形県立博物館が所蔵する古文書です。山形藩主秋元家の御用菓子屋足利屋の文書。(本文より)

10 コゴロシムラ
木原 音瀬 著  講談社  全3冊
取材のため、山深い神社を訪れたカメラマンの仁科。山道で迷い、老婆が住む古い民家に泊めてもらうことに。だがそこは、かつて産婆が赤子を何人も殺した村だった-。ホラーミステリー。

11 雪月花 ―謎解き私小説
北村 薫 著  新潮社  全3冊
乱歩に三島、芥川…。本を読んではスパークする作家魂。花野を歩く心地にて、さらなる謎を探り行き-。読む愉しみを分かち合い、時空をめぐる日常の冒険を綴った、とっておきの「私小説」。

12 手放す瞬間 ―子宮頸がん、リンパ浮腫と共に歩んだ私の10年
古村 比呂 著  KADOKAWA  全3冊
朝ドラで一躍人気者となり、結婚し3人の子どもに恵まれるも、子宮頸がんが発覚。5年目には再発、再々発し…。古村比呂が、がんと歩んだ10年の戸惑い、苦悩、喜びをありのままに記す。つらさを和らげる27の処方箋も収録

〈委託〉

13 特別支援学校高等部学習指導要項(H31.2告示)
文部科学省  海文堂出版  全7冊

14 つながりが命を守る 福祉防災のはなし
野村 恭代 著  技報堂出版  全2冊

15 公職選挙法施行令抜粋、障害者による情報の取得及び利用並びに意思疎通に係る施策の推進に関する法律
e-Gov法令検索 著  全1冊

16 社会福祉施設等調査の概況
厚生労働省政策統括官付参事官付社会統計室 編  全2冊

17 知っておきたい食品の表示(R5.3版)
消費者庁 著  全1冊

 

テキストデイジー図書

1 チョコレートの奇跡
楠田 枝里子 著  中央公論新社
ピロリ菌退治、発ガン抑制、老化予防・・・。「神の食べ物」に迫る驚きの科学から、その文化、芸術までを探究した、チョコレート解体新書。

2 眼科医だけが知っている一生視力を失わない50の習慣
平松 類 著   SBクリエイティブ
デジタル化が急速に進む中、目にかかる負担は増大している。近視、遠視、老眼など、あらゆる視力低下や目の不調によって視力を失わないためにどうすべきか? 眼科医だけが知っている、50の習慣を凝縮!

3 ボクは病気に選ばれた
塩井 宏明 著   Clover出版
幸せはどこからでも創り出せる――。19歳の時に発作で倒れ、先天性の脳動静脈奇形だったことがわかった著者が、病気との向き合い方や、病気が教えてくれたことなどについて綴る。絶望を希望に変える人生のエール。

 

 

編集後記

以前、日本を代表するカリスマロックバンド、エルレガーデンのライブを観にいった時のことです。ライブ終盤、最高の雰囲気の観客と会場の多幸感に、ボーカルの細美さんが感極まり、「生きてるとこんなご褒美がもらえる日があるんだね・・・お前ら本当にありがとう」と言って、すぐさま代表曲「ジターバグ」になだれ込む、というシーンですごく鳥肌が立ったことがあるのですが、先日センターで、利用者の栗田寿子さんからリクエストのお電話をいただいた時のことです。リクエストが終ったあとに、栗田さんがいろいろとお話してくださいました。「中途で視覚障がいになった時は、人生に絶望した時もあった。でも、今はデイジー図書が届くのが楽しみだし、情報センターだよりもいつも笑いながら聞いている。センターやボランティアのみなさんのおかげで、今は生きがいがある」と、何度も何度もありがとう、ありがとう、と言ってくださって・・・僕は、泣きそうなほど、というか実際に涙が出ちゃうほどうれしくて、「生きているとこんなご褒美がもらえる日があるんだな~」と思って、しばらくニコニコしながら過ごしていました。栗田さん、ありがとうございます!
皆さまのご意見、ご要望などお待ちしています! よろしくお願いいたします。

 

 

「情報センターだより」206号
発行日  令和6年6月14日
発行   山形県視覚障がい者情報センター(山形県立点字図書館)
〒990-0031 山形市十日町1-6-6
電話 023-631-5930
FAX 023-627-1118
メールアドレス yamaten@ic-net.or.jp

2024/06/14/