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昭和53年4月1日、身体障害者福祉法第28条第1項の規定により、視覚障害者情報提供施設として設立されました。点字図書や録音図書(テープ・デイジー)の貸出し、情報機器の貸出し、視覚障がい者に関する相談等情報を提供することを目的としています。
令和6年4月から業務の実態に合わせて通称「山形県視覚障がい者情報センター」を用いることとなりました。
点字図書、録音図書(テープ・デイジー)、点字雑誌や録音雑誌を郵送にて貸出します。郵送料は無料です。
Q.デイジーってなに?
A. デイジー図書とは視覚障がい者向けデジタル録音図書です。 通常のCD再生機では聞くことができない方式のもので、専用のプレイヤー「プレクストーク」や専用の再生ソフトウエアをインストールしたWindowsパソコンが必要になります。
点字図書、録音図書(デイジー)、点字雑誌や録音雑誌をボランティアの協力を得て、製作します。
【蔵書数】【貸出数】はこちらをご覧下さい。図書を製作するボランティアを養成します。
【登録ボランティア数】はこちらをご覧下さい。※ボランティア養成講習会は隔年ごとに開催しております。 ご興味のある方は点字図書館へご連絡ください。
全国の視覚障がい者団体のネットワーク「サピエ」を通じて、自館にない図書を相互に貸し借りし、利用される方々へよりたくさんの図書を貸出します。
Q.「サピエ」ってなに?
A. 「サピエ」は、視覚障がい者及び視覚による表現の認識に障がいのある方々に対して点字、デイジーデータをはじめ、暮らしに密着した地域・生活情報などさまざまな情報を提供するネットワークです。「サピエ」は、日本点字図書館がシステムを管理し、全国視覚障害者情報提供施設協会が運営を行っています。 視覚障がい者の個人会員15,000人が直接利用されています。
サピエのホームページはこちら
「こんな本を読みたい、聴きたい」「この作家の他の本を知りたい」などという本に関するご質問・お問い合わせについて調査し、お答えします。
個人の本や各種資料など、お手元においておきたい図書などを点訳、音訳いたします。
日常生活に必要な用具についてのご紹介、使い方などのお問い合わせにお答えします。
ICT機器等の情報提供を行う紹介、展示、体験会や相談対応を行います。
人生の途中で視覚に障がいを持たれた方に対し、情報提供をしています。 視覚障がい者用具の展示・体験、点字の指導などを行います。
社会福祉法人日本盲人連合会が提供する新聞情報等を、点字にて毎日郵送しています。
また、電話で「JBニュース」や情報センターからのお知らせ、ベストセラー紹介などを聞くこともできます。
電話 0570-021802(利用には60秒10円の料金がかかります。)
図書の貸出しには、利用登録が必要です。山形県内にお住まいで、身体障害者手帳をお持ちの視覚に障がいをお持ちの方、または視覚障がい以外の障がい等をお持ちで、読書が困難な方が登録できます。登録手続きは電話でも受け付けます。
点字図書、テープ図書、デイジー図書、点字雑誌、録音雑誌を貸出ししています。
デイジー図書は、プレクストークという再生専用機にて聴くことができます。購入についてはご相談ください。
登録の際に、当センターで所蔵している図書の目録を差し上げます。
目録にない図書についても、全国の点字図書館のネットワーク「サピエ図書館」にてお探ししますので、お気軽にお問い合わせください。
1回の貸出しは点字図書10冊以内、テープ図書3タイトル、デイジー図書は2タイトルまでです。貸出し期間は往復の日数を除いて14日間程度です。
当館また県外の点字図書館のどこにも所蔵されていない図書については、製作もいたします。その際は完成までお待ちいただきます。
個人の本や資料など、お手元においてご利用になりたい場合は、点訳または音訳してお渡しします。
製作費用はかかりませんが、点訳は点字用紙の実費をご負担いただきます。
音訳の場合は必要分のカセットテープ・CDをご準備いただきます。
個人の本や資料などご持参のうえ来館いただければ、音訳ボランティアが対面朗読をいたします。
予約制となりますので、センターへお問い合わせください。
視覚障がい者情報センターでは、蔵書の充実を図るために、下記のような図書製作ボランティアの協力を得ています。 ボランティアとして活動するにはそれぞれ養成講習会を受講していただきます。 養成講習会の開催については、お問い合わせください。
点訳とは、活字本(墨字本)の一字一句を、そのまま正確に点字に置き換えていくことです。
点訳に大切なことは、点字の書き表し方の知識はもちろん、漢字仮名まじりの活字文を正しく読む力です。
文章を注意深く読み、読みの難しい漢字は辞書などで確かめて、間違いがないように点訳をします。
登録後は、センターで選定した本の点訳を依頼します。
現在は点訳ソフトを使用し、パソコンで点訳作業を行っています。
活動は自宅での作業が中心です。
ボランティアグループで毎月1回勉強会を開いており、日々点訳技術の向上に努められています。
音訳とは、活字本(墨字本)の文、写真、表などを音声化することです。
音訳では、読みの調査、文章の意味を理解し正確に伝えること、またアクセントにも注意しながら、同音異義語の説明などが必要です。
聞きやすい録音図書のために、1冊の本が安定した読みで録音されることも求められるので、音声化の技術習得も必要となります。
登録後、センターで選定した図書の録音と編集を依頼します。
(編集については音訳編集ボランティアの項を参照)
録音はDR1(デイジー録音機)またはパソコンでおこないます。編集はパソコンでの作業です。
活動場所は録音・編集ともセンター録音室、または自宅での作業となります。
ボランティアグループでの勉強会が開催され、音訳・編集技術の向上に努められています。
音訳されたものが原本と一致するか、誤読や雑音などがないかを確認する作業です。
著作権法第20条「同一性の保持権」がありますので、誤読のない正確な録音図書を製作することが大切です。
著者の権利と利用者との信頼関係を保つためにも、第三者による校正は欠かすことができません。
登録後は、録音・編集を終了した本の、原本校正・編集校正を依頼します。
校正はプレクストーク(録音図書再生機)またはソフトの入ったパソコンを使用し、自宅での活動です。
編集校正はソフトの入ったパソコンを使用し、自宅での活動です。
毎月1回校正の勉強会が開かれており、処理および調査技術の向上に努められています。
活字による読書が困難な方が、合成音声ソフトで読み上げたり、大きく表示したりして利用する電子テキストです。
登録後、センターで選定した本の製作を依頼します。
本をテキスト化し、編集、校正を行います。活動は自宅での作業が中心です。