情報センターだより２１４号（令和７年１０月）
山形県視覚障がい者情報センター
（旧 山形県立点字図書館）
目次
お知らせコーナー
講談社マンガ「将棋の渡辺くん」点訳データ公開
みんなの広場
所長室から
職員のフリートーク
＜図書紹介＞
デイジー図書（ＣＤ）
点字図書
テキストデイジー図書
編集後記
お知らせコーナー
＊情報センターからのお知らせ
・視覚障がい者情報センター 福祉機器展示・相談会のお知らせ
情報センターでは、福祉機器展示・相談会を開催します。
様々なブースで、見えない、見えにくい方の使いやすい用具の紹介や体験、相談などができます。ご来場をお待ちしています。
【日時】令和７年１２月７日（日） 午前１０：００～午後３：００
【場所】山形市保健所（霞城セントラル内）３階大会議室 入場無料、お申込み不要です。
決定している出展業者・団体様を、以下にご紹介いたします。
スマートフォン・パソコン関係＝ＮＴＴ ＤＯＣＯＭＯ、Ｅｓｓｅｎｃｅ ｒｅｓｅａｒｃｈ、プライムアシスタンス
音声・拡大読書器＝システムギアビジョン、トラストメディカル、アイフレンズ
録音・再生機＝エクストラ
ルーペ＝エッシェンバッハ
遮光眼鏡＝東海光学
用具・便利グッズ＝松之助、ｏｕｃａ
白杖＝ＫＯＳＵＧＥ
読書＝読書工房
歩行支援＝エクシオテック
相談機関＝日本盲導犬協会、山形盲学校、山形県身体障害者福祉協会
また、歩行支援機器の「あしらせ」は、業者様はいらっしゃいませんが、体験可能です。出展社は、現在ご検討中の業者様もありますので、まだ増える予定です。
希望の方には、出展内容をまとめたガイドをお送りいたします（点字、テキストデイジー、メール、墨字）。情報センターまでご連絡ください。
準備しているわたくしどもも、大きなフェスの開催準備をしている気分で、とっても楽しいです。
参加なさる皆さま、ぜひ楽しんでください！ 奮ってご参加お待ちしています！
・「視覚障がい者映画体験会」についてお知らせ
視覚障がい者の方も、音声解説を聞いて楽しめる映画体験会を開催しています。今年度の予定です。
・場所 フォーラム山形（山形市香澄町２－８－１）
・日程 １１月２６日（水） 申込締切 １１月１３日（木） １３：００～１４：００頃上映開始予定
・参加費（今年度から昨年までと変更がありますので、以下を必ずご確認ください）
＊初めて参加の視覚障がいの方は無料（本人と付添いの方１名まで無料）
＊二回目以降の参加者１,０００円（付き添いの方も１,０００円）
・上映作品 ＴＯＫＹＯタクシー（作品は変更になる場合もあります。あらかじめご了承ください。）
・定員 １５名
開始時間は、上映作品の劇場開始時間に従います。参加する方には、別途ご連絡差し上げます。
フォーラム山形では、一般入場の方も鑑賞なさいます。座席等は係が案内いたします。
映画をご覧いただきながら、スマートフォンのアプリを使い音声解説を体験していただきます。
スマートフォンをお持ちでない方には、貸出機器もご用意いたします（ご希望の方は、申込時に必ず貸出希望の旨もお伝えください）。
スマートフォンをお持ちで、アプリの入れ方が分からない方は、西田までご相談ください。情報センターにて、講習会を実施いたします。
参加申込み、お問い合わせ等は当センターまでご連絡ください。
上映予定の「ＴＯＫＹＯ タクシー」は、巨匠・山田洋次監督の最新作品で、主演が倍賞千恵子さんと木村拓哉さん、助演も蒼井優さんなど豪華キャストが揃っています。
木村さんが演じるタクシー運転手・宇佐美は、倍賞さんが演じる８５歳の高野すみれを、東京から神奈川の高齢者施設まで送ることになります。すみれの「東京の見納めに、いくつか寄ってみたいところがある」という頼みを受けた宇佐美は、すみれの指示で各地へタクシーを走らせます。旅を共にするうち、次第に心を許したすみれから語られたのは、彼女の意外な過去・・・ タクシーの運転手と客として偶然出会った2人の心、そして人生が大きく動き始める・・・
こんな素敵なストーリーが、山田監督の手腕と、主演二人の圧倒的な演技力で展開されたら・・・ 想像するだけでワクワクする作品ですね！
皆様のご参加をお待ちしています。
・読書バリアフリー推進のための企画展示・体験会のお知らせ
各地の公立図書館と視覚障がい者情報センターとが連携して、イベントを開催します。
※イベント開催日時・場所
【庄内町会場】
・日時：令和７年１０月２３日（木） ９：００～１７：００
・場所：庄内町立図書館 庄内町余目字三人谷地９７
【山形市会場】
・日時：令和７年１１月９日（日） ９：００～１７：００
・場所：山形県立図書館 山形市緑町１-２-３６（遊学館内）
【米沢市会場】
・日時：令和７年１１月１３日（木） ９：００～１７：００
・場所：米沢市立図書館 米沢市中央1丁目１０番６号
※ 内容
（１） 展示
①点字絵本（さわる絵本）、大活字本、LLブック、点字図書、拡大図書、録音図書等
②視覚障がい関連ＩＣＴ機器・グッズ、アプリ、など
（２） 体験会
録音図書読書体験
・マルチメディアデイジー・テキストデイジー
・シネマデイジー
（３） 読書相談
サピエ図書館及び視覚障がい者総合情報ネットワーク「サピエ」の紹介等
ご不明な点は、視覚障がい者情報センターまでお問い合わせください。
・保健福祉センター設備工事についてのお知らせ
日頃より視覚障がい者情報センターをご利用いただきありがとうございます。
タイトルにありますように当センターに隣接しております保健福祉センターの設備工事が今年１１月ごろより約１年間予定されております。
長期にわたって行われる工事の為、工事事務所の設置等の必要性から、当センターに近い駐車スペースが使用できなくなります。また一時的なものと思いますが誘導ブロックの敷設されております歩道も使用できなくなることが想定されております。
通行に支障が出る際は改めてお知らせいたしますが、情報センターご利用の際はお電話いただくか、保健福祉センター入口左側に事務室がございますので情報センターに用事のある旨をお伝えいただき連絡いただければお迎えに参ります。
ご不便をおかけいたしますがご了承いただきますようお願いいたします。
＊「山形ユニバーサル上映を届ける会」様から
映画「素晴らしき哉、人生！」ユニバーサル上映のお知らせ
１１月３日（月・祝日）に、映画「素晴らしき哉、人生!」のユニバーサル上映会が開催されます。「ユニバーサル上映」とは、誰もが映画を楽しめるよう環境を整え、それぞれの鑑賞方法で、さまざまな人と共に映画を観ることで、より豊かな鑑賞体験を味わえる上映のことです。
【日時】 令和７年１１月３日（月・祝日）
１２：３０ ― １３：００ 開場
１３：００ ― １３：１０ 開演、アナウンス
１３：１０ ― １５：２０ 映画上映
１５：３０ ― １６：００ ゲストトーク
【場所】 山形県生涯学習センター「遊学館」２Fホール
【入場料】 前売り ５００円 当日 ８００円
上映作品の「素晴らしき哉、人生！」（１９４６年）は、アメリカでは年末のテレビ放映が恒例となっていて、クリスマスの風物詩としていまだに高い人気を誇り、各種映画ランキングでも上位に顔を出す傑作です。
当日は、視覚障がい者の方には、ＦＭラジオを貸出し、画面の視覚情報が音声解説で聞けますので、見えにくくても映画を楽しむことができます。
そして、日本で唯一のユニバーサルシアター「シネマ・チュプキ・タバタ」代表の平塚千(ひらつかち)穂子(ほこ)さんをお招きした、トークショーがあります。こちらも必見です！
文化の日に、ぜひみんなで映画を楽しみませんか？皆さまのご来場、心よりお待ちしております。
お問い合わせは、情報センターでも承ります。ご連絡ください。
IT’S A WONDERFUL LIFE
©1947 MELANGE PICTURES LLC.ALL RIGHTS RESERVED “IT’S A WONDERFUL LIFE”IS A REGISTERED TRADEMARK. (C)2019PARAMOUNT PICTURES.
＊山形県立山形盲学校様からのお知らせ
・「山盲祭」のお知らせ
山形盲学校において、山盲祭（学習発表会）を下記の日程で行います。昨年度より一般の方々にも参観いただいておりますが、今年度も児童生徒の活躍ぶりをご覧いただきたく、ご案内いたします。
なお、ご来校いただく際は、事前に学校までご連絡ください。お車でお越しの方は、敷地内は最徐行でお願いします。車の駐車は係の指示に従ってお止めください。
１ 期日 令和７年１０月２５日（土）
２ 会場 山形県立山形盲学校 体育館
３ 内容 児童生徒によるステージ発表
４ 日程
・受付 ８：３０～１１：１０（生徒昇降口）
・９：００～ ９：０５ 開会式
・９：１０～１０：５５ 各学部の発表
・１１：００～１１：１０ 閉会式
５ お問い合わせ先
山形盲学校 住所 上山市金谷字金ケ瀬１１１１番地
電話 ０２３ー６７２－４１１６
メール yyamamo@pref-yamagata.ed.jp
・やまもう教具リユースプロジェクトのお知らせ
～ 使わなくなった視覚障がい者用そろばんなどを探しています ～
山形盲学校では、点字使用の小学生は筆算の代わりにそろばんで計算の学習を行っています。現在、この視覚障がい者用そろばんが廃盤となり販売されておりません。また、その他の教具についても、今後販売停止とならないか心配しております。
そこで、「やまもう教具リユースプロジェクト」として、使わなくなった個人持ちの教具の寄贈をお願いしております。
以下の（１）、（２）についてご確認いただき、盲学校の卒業生などで、学生の頃お使いになって現在使用していない教具がお手元にありましたら、ご寄贈いただけませんでしょうか。
現役で学習に取り組む幼児児童生徒のために、どうぞご協力お願いいたします。
（１）探している教具は、以下の５点です。いずれも故障の無いものに限ります。
１．視覚障がい者用（盲人用）そろばん「堀江そろばん」
２．点字盤、点筆
３．パーキンスブレーラー
４．レーズライターセット（ラバーシートだけでも構いません。）
５．ぶんまわし、視覚障がい者用三角定規セット・ものさし
（２）ご寄贈いただける方は、以下の問い合わせ先へご一報ください。また、大変恐れ入りますが、送料については発払いでお願いしております。
お問い合わせ先 山形県立山形盲学校 教頭 深瀬 浩一
電話 ０２３－６７１－４１１６
メール yyamamo@pref-yamagata.ed.jp
＊山形市視覚障害者福祉協会様からのお知らせ
・視覚リハ全国大会 来年１１月に山形市で開催へ
東京に事務局がある視覚障害リハビリテーション協会という研究団体があります。全国の眼科医など医療関係者や盲学校などの教育関係者、視覚障害に関わる民間企業や大学などの研究者、そして私たちのような視覚障害当事者など６００人の会員が全国で活動しています。毎年、各都道府県持ち回りで全国大会を開催しています。このほど協会理事会が開催され、来年の大会は山形市で１１月２０日（金曜日）から２２日（日曜日）まで開催されることになりました。会場は山形テルサとなります。
県内外の眼科医、当事者団体などの関係者で実行委員会が組織され、大会会長は私が拝命いたしました。視覚障害に関わる全てのみなさんにとっての国体やオリンピックのような一大イベントとなります。全国の皆さんが山形市に集まり、研究発表やワークショップ、各種の体験イベントがあります。視覚障害者のための最先端の機器展示会もあり、どなたも学びや気づき、出会いを楽しむことができます。今後、大会に関する情報提供を随時行い、みなさんに喜んでもらえる大会にしようと県内在住の実行委員の方々も張り切っています。また何かご質問、ご意見や要望がありましたら、三浦（電話 ０８０-６２９１-７２４０ メール yasu2020724gorin@gmail.com までお気軽にお寄せください。
・新しい市民会館の建設に向けた要望を山形市に行います
山形市は旧県民会館の跡地に新たな山形市民会館を令和１１年夏のオープンを目指して建設すべく準備を進めています。このほど、山形市視覚障害者福祉協会に対して、視覚障害者のための配慮をどのようにすればいいか、近く協議を開始したいとの申し入れが市役所からありました。私どもは会員にご意見を求めるとともに、県内各地の皆さんがご利用される可能性もあることから、広く県内各地のみなさんのお声に耳を傾けたいと考えております。たとえば酒田市は新しい市民会館をオープンさせましたし、県も県民会館をリニューアルしました。そのような施設を利用されて、こんな点が素晴らしいとか、ここは改善が必要、などとお感じになっていることがあれば、ぜひ情報をお寄せいただきたく、よろしくお願いいたします。以下の三浦の携帯 ０８０-６２９１-７２４０ メールyasu2020724gorin@gmail.comまでお願いいたします。
・１１月の白杖歩行研修会のご案内
私どもが毎年、山形市と日本盲導犬協会の協力で開催しております見出しの白杖歩行研修会が今年も１１月９日に山形市の東部公民館で開催されます。午前の部は午前１０時から、午後の部は１時半からです。歩行訓練士ゼロの県である本県で歩行訓練の場は限られており、私どもは県に対して歩行訓練士の県内配置を強く求めています。それと同時にこのような研修会で時々、ご自分の白杖歩行を見直す事はとても、大切な事だと考えます。お問い合わせ、お申込みはお気軽に三浦０８０-６２９１-７２４０ メールyasu2020724gorin@gmail.comまでどうぞ
＊NPO法人輝色様からのお知らせ
・目の見えない・見えにくい女性のための「おしゃべりラウンジ”かがやき”」を開催します。
あなたの気持ちに、そっと寄り添う場があります。
「おしゃべりラウンジ」は、目の見えない・見えにくい女性のための安心できる集いの場です。
同じような経験を持つ仲間同士で、気軽におしゃべりをしたり、気持ちを分かち合ったりしながら、心がほっとするひとときを過ごしませんか？
どんな小さな想いでも大丈夫。無理をせず、あなたのペースで。みんなでゆっくりと、一歩ずつ歩んでいきましょう。
完全予約制となっておりますので、参加をご希望の方はお早めにお申し込みください。
開催概要
・開催日
２０２５年１１月６日（木曜日）
２０２５年１２月４日（木曜日）
・会場:霞城セントラル ２３階（高度情報会議室）
・時間：１３:００～１５:００
※会場は１１時より開放しております。
・参加対象：目の見えない・見えにくい女性
・お申込み / お問い合わせ
特定非営利活動法人 輝色（きいろ）
携帯：０７０－４１２１―８１５０ 担当 多田
協力 山形県視覚障がい者情報センター、山形県視覚障害者福祉協会、山形県網膜色素変性症協会
主催 特定非営利活動法人 輝色
・ナビレンスについて
このたび、山形市内の歩道２３か所、山形国際ドキュメンタリー映画祭２０２５の上映劇場（フォーラム山形、山形市民会館、山形市中央公民館、クリエイティブセンターQ1、旧吉池医院）、そして山形市郷土館（旧済生館）に、ナビレンスコードを２０２５年８月１日から１０月３１日まで設置させていただいております。
ナビレンス設置の目的は、 1. 視覚に障害のある方も安心して移動できるようにすること 2. 視覚障害者の就労支援の一環として 3. 多言語対応で海外からのお客様にもわかりやすく案内すること の３つです。是非、ご利用ください。
ナビレンスとは？
ナビレンスは、スペインで生まれた新しい情報コードです。
スマートフォンの専用アプリでかざすと、３９言語に自動翻訳された文字情報や音声案内を取得できます。
従来のＱＲコードよりも遠く、広い角度から読み取れるため、視覚障害者や外国からのお客様にも安心して情報にアクセスしていただける、次世代のユニバーサルツールです。
今回の取り組みは、多くの視覚障がい者の方、施設や団体の皆さまにご協力いただき実現しました。
山形県視覚障がい者情報支援センター様、山形県視覚障害者福祉協会様
山形県網膜色素変性症協会様、山形県社会福祉協議会様
山形市社会福祉協議会様、山形県様、山形市様
今後も、山形県内の各自治体様と協議しながら、ナビレンスの導入（無料/有料）に向け取り組んでまいりたいと思います。
そして、これからも、視覚障がいのある一人ひとりが未来を想像できるように、活動を続けてまいります。
引き続き、皆様のお力添えをどうぞよろしくお願いいたします。
特定非営利活動法人 輝色 顧問・アドバイザー 多田祐也
＊木村清様からのお知らせ
・みんなで楽しむ美術館とナビレンス体験会のお知らせ
会場 山形美術館 ＊入館料は､展覧会により都度異なります
障害者手帳をお持ちのご本人及び付添者(１名まで)は半額となります
ナビレンス設置期間２０２５年９月５日（金）～２０２６年２月１５日（日）
山形美術館で視覚障害者向けアプリ｢ナビレンス｣を利用した社会実験を行います。常設展示の作品解説や施設案内として、｢ナビレンス｣を設置します。
設置期間中、｢ナビレンス｣の体験会も予定。
お問合せは、０８０－１８２９－１５４８(菊地)または､ＱＲ、ナビレンスコードからＨＰをご覧ください。
主催 ＢｅＨｅｒｅＮｏｗ企画(アーツシードヤマガタ)
協力 公益財団法人山形美術館 やまがたアートサポートセンターら･ら･ら
後援 山形市 山形県視覚障害者福祉協会 山形ライトハウス構想推進協議会 やまがたトークアイ
・きっと世界が広がる対話型鑑賞のお知らせ
各回の会場はすべて山形美術館になります。参加費、入館料は無料です。
ＱＲ、ナビレンスコードから申し込みください。お問合せ、０８０－１８２９－１５４８(菊地)
ボランティアスタッフの募集も同じＱＲ、ナビレンスコードから募集しています。
よろしくお願いいたします。
企画主催／ＢｅＨｅｒｅＮｏｗ企画(アーツシードヤマガタ)
・予約制のナビレンスをつかった鑑賞体験
ボランティアスタッフとナビレンスを体験後、聞き取りでアンケートにご協力いただきます
ご希望の日程を選んでいただき、調整し後日ご連絡いたします。スマホをお持ち頂く必要はありません
日程／１１月７日（金） ９日（日） １３日（木） １５日（土）
時間／午前の回、１０時～ 午後の回、１３時～（各回、６０分くらい）
対象／視覚に障害のある方、スマホやアプリ操作に不安のある方など
協力／公益財団法人山形美術館
・みんなで対話型鑑賞会
ナビレンスだけではなく、さまざまな鑑賞体験をしていただけるように、ナビゲーターにＮＰＯ法人輝色さんをお招きして、対話型鑑賞会を行います
日程／１２月６日（土） １０時～１１時半
定員／１０名ほど
対象／視覚に障害のある方、福祉関係者、一般の方、学生など
協力／公益財団法人山形美術館､やまがたアートサポートセンターら･ら･ら､ＮＰＯ法人輝色
・アイコサポート体験会
アイコサポートは、見えない･見えにくい方に｢声の視覚情報｣を提供するサービスです
スマホカメラで写した映像や位置情報を遠隔のオペレーターがお伝えします
日程／１２月６日（土） １３時～１５時
定員／１０名ほど
対象／視覚に障害のある方、福祉関係者、一般の方、学生など
協力／公益財団法人山形美術館､損害保険ジャパン株式会社､株式会社プライムアシスタンス
＊日本盲導犬協会からのお知らせ
・支援者向け視覚障害リハビリテーション講習会
「ご家族や支援をしてくれている方が、見えにくい状況がわからず、困っているようだ」、「もう少し、家族や支援してくれる人に見えにくい状況を理解してもらいたい」ということはありませんか。ご家族や支援してくださっている方に視覚障害の体験を通して、視覚障害のある方々の生活の工夫を知り、適切な支援のための基礎を学ぶ講習会を開催します。
対象 視覚に障害のある方の支援者、ご家族等 （これから関わるかもしれない方、関心のある方も含みます）
内容 見えない・見えにくい方の生活上の工夫（講習と体験）
視覚障害リハビリテーションとは？（講習と体験）
移動（白杖、手引き、盲導犬等）・読み書き・日常生活動作 など
日時 令和７年１２月２０日（土）１０:００～１５:００
場所 公益財団法人 日本盲導犬協会 仙台訓練センター
費用 １，０００円（お弁当代・資料代含みます。こちらで用意したお弁当で体験します）
定員 １６名（定員に達し次第受付を終了致します）
お申し込み方法
下記ＵＲＬよりフォームズにてお申込みください。
https://ws.formzu.net/dist/S71981034/
締切は１１月２８日（金）とさせていただきます。
連絡先 公益財団法人 日本盲導犬協会 仙台訓練センター
〒９８９－３１６３ 宮城県仙台市青葉区茂庭字松倉１２-２
電話 ０２２-２２６-３９１０ ＦＡＸ ０２２-２２６-３９９０
担当：視覚障害サポート部
・盲導犬情報セミナー開催
オンラインによる盲導犬情報セミナーを実施します。盲導犬との歩行や生活、盲導犬に関する法律や取得までの流れについて、実際に盲導犬と暮らしているユーザーの体験談も交えながらのセミナーです。
【開催日】 ２０２５年１１月１６日（日）
【開催時間】 １４時から１５時半
【ツール】
ＺＯＯＭ（パソコン、スマホ、ガラケー、固定電話からも参加できます）
ご希望のかたには事前にZOOMの使いかたの講習を行います。ご相談ください。
【対象】 見えない・見えにくいかたおよびそのご家族 医療・福祉・教育関係者
【費用】 無料
【申し込み方法】
メール info@moudouken.net 宛に、件名「盲導犬情報セミナー参加希望」と記載の上、お名前、居住地（都道府県）、年齢、メールアドレス、ＺＯＯＭ使用経験の有無、ＺＯＯＭサポート希望の有無を記載ください。ＺＯＯＭのサポートを希望のかたは、使用する機器の種類、電話番号もお知らせください。
メールでの申し込みが難しい場合はお電話ください。
【締め切り】 ２０２５年１１月４日（火）
問合せ、ご相談は・・・
公益財団法人 日本盲導犬協会 仙台訓練センター視覚障害サポート部〒９８９－３１６３ 宮城県仙台市青葉区茂庭字松倉１２-２
電話０２２-２２６-３９１０ ＦＡＸ ０２２-２２６-３９９０
講談社マンガ「将棋の渡辺くん」点訳データ公開
点字の漫画って・・・あんまり読む機会ないですよね。
なかなか、セリフの点訳だけではニュアンスが伝わらないし、かといって絵の説明を細かくしていると、点字の数が膨大になりストーリーが頭に入ってこない・・・といった事情もあるかと思います。
そんな中この度、講談社の「別冊少年マガジン」で連載中のエッセイ漫画「将棋の渡辺くん」の、８巻の内容を抜粋した点訳データが無料公開されています。データは、以下のリンクからダウンロードできます。
https://sp.shonenmagazine.com/watanabekun_tenji2025BM9/
作品の内容については、以下にホームページより転載させていただきます。
「将棋棋士は人類の代表！ 将棋を指して生活している。懸命に勉強し、年に５０局くらい戦い、勝てば笑い、負ければ自分のせい。勝ち負けだけに支配された世界。それはまるで人生の縮図だ。棋士は、どんな人たちなんだろう？ 何を食べて、何時間寝ているんだろう？勝負師でも無頼でもない、リアルな将棋棋士の毎日を棋士の妻が漫画にしました。ノンフィクションです！」
とっても面白そうですね！ 最新刊から４話分が点訳されています。その中には、藤井聡太棋士のエピソードもあります。
点訳になったきっかけは、作者の伊奈めぐみさんが、知り合いの将棋愛好家のパラスイマーの方に、どうしても読んでほしい、と思ったからだそうです。素敵なきっかけですね。
点訳は、日本点字図書館がおこない、漫画の流れを崩さないよう、いろいろと工夫して点訳されています。あまり読む機会がない漫画を、ぜひ点字で楽しんでみてはいかがでしょうか。
©伊奈めぐみ／講談社
みんなの広場
上山市の伊沢恵さんから、お便りをいただきました。
「お借りしていたサイモン・マグダーモット著「父と僕の終わらない歌」の本は、楽しく読ませていただきました。 久しぶりに夢中になりました。
認知症の方を扱った本は以前、中島京子著「長いお別れ」を読んだことがあります。
でも今回は、音楽の素晴らしさを知るとともに、認知症の方の過酷な現実も知ることができました。
ちなみに本人の声をどうしても聞きたくて、YouTubeで検索しました。そしたらバッチリ。私は、英語はからっきしですが、やはり彼の歌声は生まれつきの才能だと思います
ちなみにYouTubeでは「テッド・マグダーモット」と検索すると出てきます。」
伊沢さん、ありがとうございます。
以前、８０歳の認知症の男性が歌手デビューした、と世界中で話題になったことがありましたが、この図書はその男性の半生を綴った実話です。かつてレコードデビューを夢見ていたものの、あきらめた男性。年老いて認知症になり、家族のことすら忘れかけていたその男性が、ドライブ中に車内の音楽に合わせて歌い出した・・・そこから奇跡の物語がはじまる・・・
お読みになりたい方は、他県の所蔵ですが点字、デイジーがそれぞれありますので、リクエストください。
伊沢さんに教えていただいたので、僕もユーチューブ動画を拝見しました。ビッグバンドを従えて、凛々しい立ち姿で繰り出されるその歌声は・・・本当に言葉を失うほど素晴らしかったです。皆さんもぜひ聴いてみてください。CDが売っているか探してみたのですが・・・ちょっと見当たらずにとても残念です。
先日亡くなったロックスターのオジー・オズボーンさんも、晩年はパーキンソン病を患い、普段の生活もままならないはずなのに、一旦コンサートのステージに立てば「パキッ」として、なんなく素晴らしいパフォーマンスをこなしていました。
人が生涯を通じて真剣に取り組んできたことって・・・そう簡単には消え去らないもので、それが人を感動すらさせてしまう・・・ 素晴らしいことですね。
伊沢さん、教えていただきありがとうございました！
所長室から
所長 福田 香
皆様ご存知のとおり、現在山形市内で、スマートフォンアプリ「ナビレンス」を活用した取組みが行われています。
ひとつは、特定非営利活動法人輝色（きいろ）様主催の、まちなかへ、ナビレンスを設置する取組みです。もうひとつは、ＢｅＨｅｒｅＮｏｗ企画（アーツシードヤマガタ）様主催の、山形美術館でのナビレンスを利用した社会実験です。
ナビレンスは、専用アプリを通じてスマートフォンで読み取ると、音声でわかりやすく情報を案内してくれる新しい仕組みです。私ども、山形県身体障害者福祉協会でも、協会が管理している施設内にナビレンスによる案内表示を行っています。
さて、９月１１日木曜日、山形美術館でのナビレンス社会実験を、実際に体験してきました。
山形美術館では、美術館入口、喫茶室入口、トイレ入口にナビレンスコードが設置されていました。また、フランス近代絵画の静物画と風景画にコードが設置されており、それぞれの作品の説明が詳細に行われていました。
ナビレンスを使うことにより、自分のペースで館内を移動し、作品をより深く理解し、楽しむことが可能になると感じました。
山形美術館でナビレンスを使う際には、事前にナビレンスの設定を確認されることをおすすめします。絵画作品が展示されている部屋は照明が落としてあります。私のスマートフォンは、ナビレンスのフラッシュモードが「自動」になっておりましたので、展示室でフラッシュが作動してしまい、美術館の係の方から注意を受けました。フラッシュモードは「オフ」「オン」「自動」の３つからなっています。事前に、フラッシュモードを確認されることをおすすめします。
視覚障がい者向けアプリを活用した取り組みは、公共施設、駅や商業施設などさまざまな場所にも広がる可能性があります。視覚障がいをお持ちの方の外出や社会参加の機会を大きく広げる新しい道具として今後も注目されていくでしょう。ぜひ皆さんもこの機会にナビレンスを体験され、その便利さと可能性を実感してみてください。
職員のフリートーク
今回は高橋アツシが担当します。
今年の初め頃、市町村窓口の担当の方から障がい者日常生活用具の給付、点字図書給付事業について問い合わせがありました。
障害をお持ちの方、難病患者の方に日常生活を支援するための用具、または住宅改修に係る費用の一部を給付する事業です。
視覚障がいにかかわる給付では、視覚障がい者用時計、拡大読書器など皆さんおなじみのものがあります。その中に点字図書が含まれていることはご存じでしょうか。
１年間で６タイトル、２４巻までの点字図書購入について価格の一部を助成するものです。大学で使用する教科書等も利用可能です。残念ながら月刊誌や週刊誌などの定期刊行物は含まれません。
もう一つ点字新聞の「点字毎日」の年間購読が対象となっております。
点字毎日は大正１１年西暦１９２２年に創刊され、見えない見えにくい人に関する福祉・教育文化生活等のニュースを点字毎日の記者が独自に取材し、発行されているものです。点字版は１年購読（５０回）2万円 半年（２５回）1万円です。ほかにも毎週メールで配信される電子版やデイジー形式の音声版や点字データ版等様々な形で提供されております。
購読料の助成について詳しく知りたい方は市町村役場へお問い合わせください。
話は変わりますが、点字つながりでもう一つ
最近情報センターで点字触読を勉強している方が増えております。来館の頻度、進捗の様子はそれぞれですが、皆さん真剣に一つ一つ文字に触れ、「わからないな」「今日は調子が悪い」「頭がつかれる」等と弱音ともとれる言葉は聞かれます。しかし、担当職員とのマンツーマンでの勉強が終わると「次回は何日の何時に予約」「次まで覚えてくる」と明るい表情で意気込みを語られます。
情報機器の発展によりインターネットやスマートフォン等情報を取得する手段は増えましたが、機器を介さず自身の指先で文字を読むということの魅力を改めて感じました。
エレベーターの階数だけわかれば便利かも。トイレのボタンがわかればいいな。などきっかけはどんな理由でも構いません。ぜひ一度点字に触れてみませんか。
〈図書紹介〉
始めに番号をつけましたので、リクエストの際は番号をお伝えください。
デイジー図書
１ 免疫を破壊するコロナワクチンの解毒法 子どもの未来が危ない！
松井 和義 著 小島 弘基 監修 コスモ２１ ９時間０３分
新型コロナワクチンの接種で何が起こっているのか？人類が体験したことのない遺伝子ワクチン「コロナワクチン」の真実と解毒法を解説する。
２ クイズ作家のすごい思考法
近藤 仁美 著 集英社インターナショナル ５時間０６分
クイズ作家の思考法は、ビジネスや日々のコミュニケーションにも役立つ優れもの。奥深きクイズ制作の裏側を紹介する。
３ 君と翔ける 競馬学校騎手課程
蓮見 恭子 著 祥伝社 ８時間５９分
個性的な仲間に囲まれた競馬学校新入生の祐輝。だが、教官には「向いてない」と言われ…。騎手を目指す少年少女の成長物語。
４ 眠れなくなるほど面白いフィギュアスケート案内
織田 信成 著 ＳＢクリエイティブ ３時間５２分
絶対知るべきルール・採点基準は？一流選手たちの意外な素顔とは？織田信成がフィギュアスケートのルールや、より深い楽しみ方を丁寧に解説する。
５ 人生、死んでしまいたいときには下を見ろ、俺がいる。村西とおる魂の言葉
村西 とおる 著 祥伝社 ２時間３７分
年商１００億円から負債総額５０億円、前科７犯まで、天国も地獄も味わってきた村西とおるの「生き抜く」極意が満載の語録集。
６ やなせたかし詩集 てのひらを太陽に
やなせ たかし 著 河出書房新社 ２時間５５分
「てのひらを太陽に」「アンパンマンのマーチ」他、抒情詩人やなせたかしの代表作を収める。
７ 全身ジャーナリスト
田原 総一朗 著 集英社 ９時間２３分
９０歳にして最前線にいるジャーナリスト。あの政治事件の真相、重要人物の素顔、社会問題の裏側、マスコミの課題を、自身の激動の半生と共に語り尽くす。
８ 「ドラえもん」で哲学する 物事の見方が変わるヒント
小川 仁志 著 ＰＨＰ研究所 ４時間４７分
タケコプターとはなんの象徴なのか？四次元ポケットには本当はなにが入ってる？あなたの知らない、ドラえもんの深い世界がここにある！
９ あの日、小林書店で。
川上 徹也 著 ＰＨＰ研究所 ５時間５６分
なんとなく社会人になった、出版取次の新入社員・大森理香。悩んでいた理香を上司が連れていったのは、わずか１０坪しかない町の小さな書店だった。
１０ 歴史で読み解く！世界情勢のきほん 中東編
池上 彰 著 ポプラ社 ４時間４５分
世界がどう言おうとユダヤ人の国を維持するイスラエル、ハマスやヒズボラを支援するイラン…。中東の国々の歴史的背景を解説しつつ、各国の主張を紹介する。
１１ 死んだ石井の大群
金子 玲介 著 講談社 ７時間０１分
３３３人の石井が白い部屋に集められた。ゲームに強制参加させられ、失敗すれば即、爆発。助かるのはひとりだけ。石井たちの生死の行方は！？
１２ 見てきたようによくわかる蔦屋重三郎と江戸の風俗 ２５０年前にタイム・スリップ！
日本史深掘り講座 編 青春出版社 ５時間０６分
蔦屋重三郎の人生を軸に、江戸の出版業界の成り立ち、浮世絵の基礎知識、江戸の風俗、遊びなどを余すところなく紹介する。
【厚生労働省委託】
１３ 肥料争奪戦の時代 希少資源リンの枯渇に脅える世界
ダン・イーガン 著 阿部 将大 訳 １３時間２７分
第７１回青少年読書感想文全国コンクール課題図書
◆小学校高学年の部
１４ 森に帰らなかったカラス
ジーン・ウィリス 作 しらこ 画 山﨑 美紀 訳 ６時間５３分
１５ マナティーがいた夏
エヴァン・グリフィス 作 多賀谷 正子 訳 ９時間１３分
１６ とびたて！みんなのドラゴン 難病ＡＬＳの先生と日明小合唱部の冒険
オザワ部長 著 ３時間４５分
◆中学校の部
１７ わたしは食べるのが下手
天川 栄人 著 ５時間４６分
１８ 鳥居きみ子 家族とフィールドワークを進めた人類学者
竹内 紘子 著 ４時間３４分
◆高等学校の部
１９ 夜の日記
ヴィーラ・ヒラナンダニ 著 山田 文 訳 ７時間５９分
点字図書
１ この世の花
佐々木 裕一 著 角川春樹事務所 全３冊
徳川譜代の名門で七千石の旗本の妾の娘・花。母・ふきは商人の娘ながら父・真島兼続に惚れられて娶られ、母子ともに兼続から愛されていた。だが、ふきが病に倒れ…。激動の時代に苦難を乗り越え、健気に輝く少女の物語。
２ 知れば知るほど泣ける昭和天皇
別冊宝島編集部 宝島社 全３冊
戦争の一切の責任は私にある－。天皇は、死を覚悟してマッカーサーに会いに行き…。すべては国民のため、日本のために一切を背負って生き抜いた昭和天皇の生きざまを、５０の物語で紹介する。
３ わるじい義剣帖４－やってない
風野 真知雄 著 双葉社 全２冊
女絵師・お貞殺しの手がかりを得るため、女武会と対決をした愛坂桃太郎。なんとか女たちを退け桃太郎に告げられたのは、お貞には男の影があり、しかもその男は還暦前後のお爺さんだったという意外な事実で…。
４ 中野「薬師湯」雑記帳
上田 健次 著 朝日新聞出版 全４冊
部屋代不要で食事付きという条件に惹かれ、中野の銭湯に住み込みで働くことにした大学生の蓮。そこにはすでに同世代の３人の若者が暮らしていた。まっすぐに夢に向かうその姿は蓮の目に眩しく映り…。
５ ハローワークの人気者
笹川 俊之 著 パレード 全５冊
転職を繰返し、その度ハローワークのお世話になる男・南渡家成、通称「なんとかなる」さん。想像力を進化させ、新たな視点で企業業績をアップさせていき…。企業業績を伸ばすためのヒントがつまった物語。
６ あなたに会える杜のごはん屋
篠 友子 著 双葉社 全３冊
杜のなかにひっそりとある「あなたに会える、ごはん屋」。１日１名限定、亡くなった人との思い出の料理を提供する。訪れる客はみな、過去を思い出しながら、不思議な再会を果たすことができて…。
７ ものがたり洋菓子店 月の私
野村 美月 著 ポプラ社 全３冊
腕利きパティシエなのに自信がない糖花の前に、お菓子の魅力を「物語」にしてお客に届けるストーリーテラー・語部九十九が現れた。彼の活躍でお店は大繁盛し…。極上のスイーツがつなぐ縁に心がやさしく満たされる連作短編集。
８ 出張シェフはお見通し
斎藤 千輪 著 PHP研究所 全３冊
依頼人の要望に完璧に応えつつ、そこで起こる様々なトラブルまで、料理と洞察力で解決する出張シェフ・九条都子。行く先々でいけずを許さず問題に切り込んでいくが、強気な彼女も切ない過去を持っていて…。文庫書き下ろし。
９ 蔦屋の息子
泉 ゆたか 編 PHP研究所 全３冊
父を亡くした青年・勇助は、母と妹を養うため、蔦屋重三郎が営む書店・耕書堂で奉公することに。豪快な蔦屋のもとで働きながら、江戸の一癖も二癖もあるクリエイターたちと渡り合い、物語を書いてもらえるよう奔走するが…。
１０ 警察医のコード
直島 翔 著 角川春樹事務所 全４冊
犯罪都市ＮＹの検視局でキャリアを積んだ法医学者が、神奈川県警と警察医契約を結び、横浜に戻ってきた。すべては死者のために－。死に隠れた謎を解き明かす法医学ミステリ。
１１ あたしとひぐっちゃんの探偵日記３－先生は誘拐犯？
櫻井 とりお 著 小学館 全２冊
小学５年生のみずきは授業参観の日、担任の氷室先生が女の人にぶたれるのを目撃した。鍵を握るのは先生の娘・ゆきちゃん。みずきと自称・探偵のひぐっちゃんは、父と娘の逃避行の行方を追い…。『エブリスタ』掲載を加筆修正。
１２ コンビニ兄弟４
町田 そのこ 著 新潮社 全３冊
百合は大好きだった夫と別れ、傷心の一人暮らしを始めるが、門司港で妙に賑わうコンビニを発見し…。超個性的な常連客たちと悩みを抱えた人たちがやってくる、北九州・門司港の小さなコンビニを舞台にした心あたたまる物語。
１３ おじさんは傘をさせない
坂井 希久子 著 PHP研究所 全４冊
働き方、家族との関係などの意識をアップデートできずに悩む「おじさん」たちが、あるきっかけから自分の人生を見つめ直していき…。時代の変化に対応できない中年男性の悲哀を切なく、時にコミカルに描いた連作短編集。
１４ 儘ならない彼（美しい彼４）
凪良 ゆう 著 徳間書店 全４冊
現役大学生で何の実績もない新人が、個展を開催！？破格の条件をお膳立てされ、プレッシャーに押し潰されそうになっていた平良。そんな恋人を心配する清居は、自分を神と崇める平良に、助言もできず葛藤する毎日だ。悩んだ末に平良が会場に選んだのは、何と廃墟！！異例づくしの初個展が、ついに開催日を迎え！？新進写真家と演技派俳優－目指す場所へ駆け出した二人の試練と成長の軌跡！！
１５ カリンクリンコリンのおはなし
竹下 文子 著 あかね書房 全１冊
子りすの兄弟の短いお話が六話と，親子で作れるレシピが二つ。優しい色づかいのイラストとともに，一冊にぎゅっとつまった絵本。
＜厚生労働省委託＞
１６ 障害のある女性の困難－複合差別実態調査とその１０年の活動から
ＤＰＩ女性障害者ネットワーク 編 全４冊
１７ 雇用保険法
ｅーＧｏｖ法令検索 全３冊
１８ 災害対策基本法
ｅーＧｏｖ法令検索 全３冊
１９ 自殺対策白書（概要版）令和５年版
厚生労働省 全４冊
２０ 渋沢栄一に学ぶ福祉の未来
杉山 博昭 著 青月社 全３冊
日本資本主義の父は、福祉の先駆者でもあった。日本の福祉の基礎を築くのに貢献した渋沢栄一の史実を紹介し、彼の姿から何を学ぶべきかを考える。
２１ 地域保健・健康増進事業報告の概要 令和４年度
厚生労働省政策統括官付参事官付行政報告統計室 編 全２冊
２２ 社会福祉施設等調査の概況 令和４年
厚生労働省政策統括官付参事官付行政報告統計室 編 全２冊
テキストデイジー図書
１ 笑って生きれば、笑って死ねる
立川 らく朝 著 三笠書房
笑えば、免疫力がアップする。脳が元気になる。人間関係だってよくなる――。健康落語という新ジャンルを切り開いた著者による、日本一“笑えてためになる”健康論、生き方論。
２ 命をつなぐ、献血と骨髄バンク
岡田 晴恵 著 岩波書店
現在の献血協力者の多くは中高年齢層。骨髄バンクで提供者が見つかり移植できる人の割合、具体的な移植方法、さい帯血バンクの可能性・・・。献血や骨髄バンクの必要性、しくみ、危機に瀕する国内状況などを伝える。
３ それでも、僕は泳ぎ続ける。
入江 陵介 著 ＫＡＤＯＫＡＷＡ
僕は何度か闇の中でもがき、腐りかけた心を温め、這い上がってきた――。日本競泳界のトップスイマー・入江陵介が、これまで泳ぎ続けてきた３０年間を振り返り、どんな困難にも屈しない心のつくり方を伝える。
編集後記
今号もお読みいただき、ありがとうございます。
秋の夜長、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
わたくしは、窓を開けて秋の虫たちの鳴き声に包まれながら、日本酒を入れたお猪口を傾けたりしています。
お酒を飲んでいると、やはり音楽が無性に聴きたくなり、最近は戦前のブルースマンのCDを取りだすことが多いです。
近頃、ハマっているのがテキサスのブルースマン、ブラインド・レモン・ジェファスンさんです。その力強い歌声とギターに圧倒されてしまいます。
アーティスト名に「ブラインド」とあることからもわかる通り、彼は生まれつきの盲目でした。そして盲目であることを、自分の個性としてプライドを持っていたからこそ、このアーティスト名で活動していたのだと思います。すごいですね。
仮にですけど、僕が生まれつき目が見えずに歌手デビューしたとして・・・ 「ブラインド・ニシダ・タツヤ」という名前で活動するか、と考えると・・・ ジェファスンさんの、その誇りの高さに驚いてしまいますし、生き方として素晴らしいなあ、と感服してしまいます。
では、また次号でお会いしましょう。
情報センターだより」２１４号
発行日 令和７年１０月１７日
発 行 山形県視覚障がい者情報センター
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