情報センターだより210号(令和7年2月)
山形県視覚障がい者情報センター(山形県立点字図書館)
目次
お知らせコーナー
映画「こころの通訳者たち」のお知らせ
セブン銀行ATM音声ガイダンスサービスについて
便利グッズの紹介
みんなの広場
所長室から
職員のフリートーク
<図書紹介>
デイジー図書(CD)
点字図書
テキストデイジー図書
編集後記
お知らせコーナー
*「サピエ」一部機能停止のお知らせ
2月5日から、サピエが機器の更新や情報漏洩対策のため、全面停止中でしたが、2月14日(金)から一部機能が再開されました。
しかし、サピエサイト上でのコンテンツデータ(ストリーミング・ダウンロード)、サピエデイジーオンラインサービスを使用する機能は、引き続き利用できません。再開は2月26日(水)を予定しています(日にちは前後する可能性がありますので、ご注意ください)。
皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解・協力をお願いいたします。
※サピエの再開後は、シナノケンシ社製「プレクストークリンクポケット」のオンラインサービスメニューのダウンロードなどが、使用できなくなります。
SDカードやUSBメモリ、内蔵メモリ内のデイジー図書は、これまで通り再生することができ、付属のCDドライブからデイジー図書の再生や取り込みも行えます。パソコンを使って、サピエからSDカードにダウンロードして、リンクポケットで再生することもできます。
詳細につきましては、サピエサポートセンターまでお問合せください。
問い合わせ サピエ大阪サポートセンター
電話 06-6441-1171
*逐次刊行物のお知らせ
・「小説推理」のデイジー版の製作が、他県で開始されました。
山形にも貸出してもらえますので、ご希望の方は当センターまでお申し込みください。
・月刊「PHP」の貸出は諸事情により終了となります。ご了承ください。
*点字本差し上げます
『障害者と健常者が共に楽しむ旅行』点字本1巻を先着2名の方に差し上げます。ご希望の方は情報センターにご連絡ください。
*NPO法人 輝色からのお知らせ
展覧会「アートツリーやまがた」のお知らせ
寒河江市美術館(フローラSAGAE・3階)を会場にしています。展覧会では、障がいの有無を問わず、多くの表現者の方々が毎回たくさんの作品を出展してくださっています。
会場では、福祉施設で制作した商品も購入できますので、ぜひ足をお運びください。
主催 寒河江市 2月24日(月)まで開催
「みんなのキャンバス」のお知らせ
「みんなのキャンバス」は、「アートツリーやまがた」のサテライト展として開催されます。
本展と同様に、障がいの有無を問わず、多くの方々が出展を予定しております。
また、会場では「ナビレンス」を活用して、会場案内や作品紹介を行う予定です。
さらに、当法人で制作したAIミュージック&AIアートの作品も初めて展示いたします。
ぜひ会場にお越しくださいませ。
「みんなのキャンバス」
主催:NPO法人輝色 アートツリーやまがた実行委員会
3月21日(金)まで開催
会場 Gallery&Caféあるあ~る
山形県寒河江市西根上川原42
開催時間:11時~15時 定休日:土・日・祝日
*山形市視覚障害者福祉協会からのお知らせ
みなさん、こんにちは、山形市視覚障害者福祉協会の三浦です。
私どもでは昨年11月25日に山形県の吉村美栄子知事と山形市の佐藤孝弘市長に対し、全国で本県を含めてわずか五つの県だけという歩行訓練士ゼロの状況からの改善を求める要望書を提出しました。
これに対して、昨年12月の県議会本会議では、県が初めて歩行訓練士の必要性を公式に認め、視覚障がい者情報センターなどを含む関係機関への配置を検討していく方針を明らかにしました。これに加え、山形市は、佐藤市長名で歩行訓練士の県内配置を目指し、県など関係機関との検討に入ることや、私どもが委託を受けている白杖歩行教室の拡充を図っていくとの回答を文書で寄せてくれました。県内外のご指導をいただきながら、白杖歩行を含む各種生活訓練を安心して受けられる当たり前の状況を得ていくために頑張りたいと思います。以下は山形市からの回答文書です。ご一読いただければ幸いです。
広 第 5197 号
令和6年12月27日
山形市視覚障害者福祉協会
会長三浦保志様
山形市長佐藤孝弘
山形市視覚障害者福祉協会からのご要望について(回答)
日頃から、市政発展のためご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
市民の皆様からいただいたご要望、ご意見は、大切に市政の中に反映してまいりますので、今後とも一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。
令和6年11月25日付けでいただいたご要望につきましては、下記のとおりお答えします。
記
【ご要望】
歩行訓練士の山形市内への配置について
【回答】
視覚に障がいのある方が白杖を使用して安全に歩行することは、日常生活を営む上で最も大切なことの一つであり、歩行訓練士による専門的な指導は大変重要であると認識しております。
このため山形市においては、令和4年度から、福祉文化センターの生活訓練等事業として、歩行訓練士による歩行訓練教室を実施しております。
一方、歩行訓練士から指導を受けられる施設等が山形県内に存在しない現状は、視覚に障害のある方の支援の充実にとって大きな課題であることから、歩行訓練士の育成や確保に向けた環境づくりについて、山形県及び関係機関と協議してまいります。
併せて、福祉文化センターで実施している歩行訓練教室につきまして、事業の拡充を検討してまいります。[担当課:福祉文化センター]
映画「こころの通訳者たち」ユニバーサル上映のお知らせ
音声解説を聞きながら、映画を楽しんでみませんか?
「ユニバーサル上映」とは、誰もが映画を楽しめるよう環境を整え、それぞれの鑑賞方法で、さまざまな人と共に映画を観ることで、より豊かな鑑賞体験を味わえる上映のことです。
当センターでも、スマートフォンアプリを使った上映会で、皆さまに映画の音声ガイドを聞きながら、映画鑑賞をしていただく会も開催して、体験していただいた方も多くいらっしゃいます。
東京の田端に「シネマ・チュプキ・タバタ」という日本で唯一のユニバーサルシアターがあります。シネマ・チュプキ・タバタで上映される映画は、すべての作品に字幕がつき、また備え付けのイヤホンで音声ガイドも聞くことができ、車いすスペースもつくられています。そこでは、すべての観客が平等に映画を楽しむことができるようになっています。
その「シネマ・チュプキ・タバタ」の活動を追ったドキュメンタリー映画『こころの通訳者たち What a Wonderful World』が、山形市で初上映されることになりました。もちろんユニバーサル上映形式です。そして上映後には、なんとその「シネマ・チュプキ・タバタ」代表の平塚千穂子氏をゲストにトークショーも行なわれます。
ぜひ、みなさんもぜひ上映会に参加してみませんか。
日時 令和7年3月8日(土)
12:30 ― 13:00 開場
13:00 ― 13:10 開演、アナウンス
13:10 ― 14:45 映画上映
14:45 ― 15:30 ゲストトーク
場所 : 山形県生涯学習センター「遊学館」2Fホール
入場料 :1,000円
©️chupki
※上映会では、受付にて音声解説を聞くことができるFMラジオを貸出します。ただし、台数に限りがありますので、ご了承ください。またお持ちのスマートフォンで「UDCast」のアプリを使っての鑑賞もできます。ご不明な点は、当センターまでお問い合わせください。
ご案内は以上なのですが、ここからは情報センターだより担当西田から、主催の田畑優さんのご紹介をさせてください。田畑さんは山形市役所職員の29歳の青年で、退勤後などに映画館に通い、年400本もの映画を観る熱狂的な映画ファンです。チャップリンの「街の灯」とコッポラの「ジャック」をこよなく愛しています。
休日は全国のミニシアター巡りをしていて、その中でこの「こころの通訳者たち」とその舞台である「シネマ・チュプキ・タバタ」に出会い、大きな衝撃を受けて・・・
「この映画を山形のみなさんにもなんとか観てほしい!」
という大きな思いを持って、大赤字覚悟でこの上映会を企画しました。
ご自身も、音声ガイド製作に携わっていて、主人公の平塚さんと連絡を取り合う仲です。
平塚さんと田畑さんのトークショーもついたこの上映会・・・多くのみなさんのご参加をお待ちしています!
セブン銀行ATM音声ガイダンスサービスについて
先日、視覚支援センターの石澤先生とお話させていただいていたところ・・・とっても便利な情報を教えていただいたので、皆さまにもご紹介させていただきます。
コンビニのATMは、銀行が閉まっている時でも利用できるので、便利ですよね。
セブン‐イレブンの店舗には、セブン銀行のATMが置いてあります。
このセブン銀行ATMが、音声ガイダンス機能を充実させて、視覚障がい者の方にも使いやすくなっています。
音声ガイダンスでできる取引が、これまで金融機関の「お預入れ・お引出し・残高照会」に対応していたのですが、昨年の10月からこれに加えて「電子マネーのチャージ・残高照会」にも対応しました。対応している電子マネーは「nanaco」や「楽天Edy」の他、「Suica」など全12種類です。
ATM画面のタッチパネルやテンキーによる操作は不要で、すべてATM備え付けのインターホンによる音声ガイダンスに沿って、インターホンの数字キーを押すことで電子マネーのチャージをすることができます。
石澤先生は・・・「目をつむって試してみましたが、なんなく入金できた」とおっしゃっていました。
それを聞いて・・・僕もチャレンジしてきました! ボタンで操作を次々できるし・・・カードを置く場所なども、音声で丁寧に教えてくれるんです!
操作中に不具合が起こった場合は、コールセンターに自動的に接続して、オペレーターが説明してくださるとのことです。
以下のリンクで、様々な説明がご覧いただけます。
https://www.sevenbank.co.jp/csr/esg/social/guidance.html
見えにくいと、なかなかキャッシュレス化の波についていくのが大変! と感じてしまうこともあるかもしれませんが、ぜひお試ししてみてはいかがでしょうか。
便利グッズのご紹介
ガラケーからiPhoneに機種変更したけど、見えにくいとタッチパネルの操作がよくわからなくって・・・そんなお悩みはありませんか?
慣れないと、画面タップでの入力は本当に時間がかかって大変ですよね。
そんな方は、こちらをお試ししてはいかがでしょうか。
「iPhone支援機器『Rivo2』」
価格 66,000円(税込)
iPhoneのVoiceOver使用時の、指でのタップやスワイプが苦手な方も、iPhoneに直接触れずに、Rivo2からガラケー感覚で、文字入力や電話の発着信、アプリの操作ができます。
Rivo2本体の内蔵マイクから、Siriの操作を行ったり、音声の切り替えをして、Rivo2本体の内蔵スピーカーやイヤホンから、iPhoneの音声を聞くこともできます。
ブルートゥースで、ご自分のiPhoneとRivo2を接続したら、あとはテンキーボードを使い、操作していきます。例えば、慣れないとなかなか苦労するローター操作も、ボタン一つで行えてしまいます。小さくて軽いので、持ち運びも簡単です。
当センターにデモ機を置いています。ガラケー操作は慣れているんだけど・・・という方は、百聞は一見に如かず、という訳で、ぜひ当センターでお試しください。
日常生活用具として給付の対象となっている自治体もあるようですので、購入希望の方は、お住まいの役所にご相談してみてください。
なお、後継機として「Rivo3」(価格154,000円(税込))も販売されています。追加の機能としては、音声の録音や、音楽やオーディオブックの再生ができます。
株式会社ラビット 電話番号 03-5292-5644
そして・・・たまには楽しくおもちゃで遊んではどうですか? ということで見えにくい方でもとっても楽しめちゃう商品のご紹介です。
「にぎやかサウンド♪黒ひげ危機一発」
価格 2,970円(税込)
黒ひげの海賊が入った樽に剣を刺していき、海賊が飛び出してしまったら負け、となってしまうおもちゃ、黒ひげ危機一発。誰もが遊んだことがあるのではないでしょうか。僕も、ちっちゃいころにお兄ちゃんたちとドキドキしながら遊んだ記憶があります。
そんな黒ひげ危機一発が、発売元であるタカラトミーの全盲の社員が開発に携わり、見えにくい方でもバッチリ楽しめる新しい商品「にぎやかサウンド♪黒ひげ危機一発」となって発売されています。
「にぎやかサウンド♪」と商品名についている通り、樽に剣を差し込むといろいろな音が出るようになっています。音は動物の鳴き声など全部で18種類。どんな音が出るかは予測不能で、さらに黒ひげ人形が飛び出した時も、楽しいファンファーレが流れるなど、音に徹底的にこだわっています。
また、剣の色は赤・青・緑・黄の4色ですが、せっかく色が違うなら形も違った方がいい、ということで、柄の部分が、カクカク、ナミナミ、ザラザラ、キラキラなどそれぞれ形が違って、手触りも楽しめます。
他にも、見えにくくても楽しめる工夫のあるこのおもちゃ。皆さまも楽しんでみてはいかがですか?
そして、この企画に携わったタカラトミーの社員で視覚障がい当事者の高橋玲子さんより、コメントをいただきました!
「『黒ひげ危機一発』はシンプルなゲームである分、さまざまな遊び方やローカルルールを楽しむことができます。剣の色の違いがさわってわかること、音で相手が剣をさした瞬間がわかることで、目の見えない子どもたちにとっても遊び方の可能性がより増えたらいいなと願っています。」
この商品は、県内のおもちゃ売り場やインターネット等で購入可能です。
© TOMY
みんなの広場
前号では、全国障害者スポーツ大会(全障スポ)に出場し、STT競技で見事金メダルに輝いた大場るり子さんの喜びの声を掲載させていただきましたが、今回も同大会に出場し銀メダルを獲得した、当センター利用者の結城功治さんから、お便りをいただきました。
「『全障スポへ、故郷から出場すること』これは、一昨年三十年ぶりに山形へ帰郷した私の目標でした。以前、東京選手団で出場した経験があり、今度は故郷から出場したい、という思いが強くありました。しかし、目の病の進行があり、単独走は困難となっていました。そこへ、情報センターの西田さんが伴走者として手を差し伸べてくださり、夏の熱い期間も練習会を重ねてきました。そして本戦の出場が叶いました。そのことが取り上げられ、新聞記事に掲載されるサプライズもありました。
県選手団は、「佐賀2024」の開会式へ挑みました。雨の入場行進となりましたが、花笠を持って秋篠宮様や会場の皆さんへ山形県をアピールしました。
競技は、800メートルと1500メートルに出場し、西田さんと共に力の限り全力で激走しました。城西ペア(結城、西田ペアの通称(笑))の自己ベストをマーク、銀メダルを獲得しました。表彰式のプレゼンターは、なんと佐賀県知事が登壇され、メダルをかけ労いの言葉をいただきました。
また、同じレースで共に競いあった地元佐賀県チームと東京チームで、競技の難しさや練習環境について語り、交流を持つことができました。そのせいか、翌日の佐賀新聞へ3チームが写る写真が掲載されるサプライズがありました。
帰ってきてからは、山形県知事へ表敬訪問する機会を与えていただき、知事へ練習の成果を余すことなく激走してきたことを報告しました。知事からは「がんばったんですね」と声をかけていただきました。メダルを取って知事に会えるなんて・・・三回目のサプライズでした。
今は、このようなうれしいサプライズをたくさん経験させていただいた関係者の皆様へ感謝の気持ちでいっぱいです。来年は53歳、初老ではございますが、再び全国の地を目指したいと思います。「がんばるぞー! オー!」(笑)」
結城さん、ありがとうございます。
結城さんは、以前東京在住中に、同大会で単独走で金メダルを獲得した経験をお持ちの、長身のスポーツマンです。
そんなことはつゆ知らず・・・文章にもある通り、不肖ながらわたくしが伴走者を務めさせていただきました・・・
そして・・・結城さんに付いていくのがやっとなのに・・・結城さんは僕をバディとして大会に出場してくれて、一緒にメダルをいただくことまでできました。
今まで僕もいろんなスポーツをやってきましたが・・・こんなに苦しかったのも楽しかったのも、初めての経験でした。結城さんや山形県選手団のみなさんと、ハイタッチしながらお互いにメダルの喜びをわかちあった感動は一生忘れません。
本当に数多くの方々から激励をいただき、涙があふれるほど感激しました。結城さんと応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました!
所長室から
所長 佐藤 孝喜
皆様、明けましておめでとうございます。
新しい年が皆様にとって希望と笑顔に満ちた素晴らしい年でありますよう、心よりお祈り申し上げます。
昨年も、皆様に支えられ、私たち視覚障がい者情報センターは多くの活動を続けることができました。日々センターをご利用いただいている皆様、ボランティア活動でご協力いただいた皆様など関係の方々に改めて感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
昨年12月3日には、7月に予定していて豪雨災害のためにとりやめていた庄内地域でのスマートホン講座・情報交換会を開催しました。災害からの復興が進むとともに、今年は大きな災害が起こらないことを祈っています。スマホ講座については初心者向けのものでしたが、利用者によってレベルの差や関心に違いがあり、それに合わせた対応が必要なのかなということを感じました。また、情報交換会では参加者の皆様から現況の報告や歩行訓練士、同行援護の話、盲ろう者友の会の話などがありました。盲ろう者の方は県内に推計で160名ほどいるとのことですが、県へ登録されている方は12名となっており、通訳・介助などの支援が十分にいきわたっていないのではないかという話でした。山形県盲ろう者友の会の連絡先(事務局の五十嵐さん)は、電話・ファックスが0235-66-2909、電子メールはmoon-pop@amber.plala.or.jpですので、関係の方は連絡いただければ幸いです。
12月10日に、本センター正面ポーチに大きな文字で書かれた「山形県視覚障がい者情報センター」の看板が設置されました。令和7年も気持ちを新たにして、情報センターとして点訳・音訳図書の提供はもとより、生活用具やICT機器等の情報提供、相談対応など皆様がより豊かな生活を送るための活動の一層の充実に取り組んでまいります。
現在、インフルエンザが流行っています。12月下旬で山形市と最上地域は警報レベルの発生状況となっています。うがい、手洗いなど感染予防をはじめとして健康管理に十分注意してお過ごしいただければと存じます。
さて、今年の干支は、乙巳(きのとみ)です。昔から、へびは脱皮を繰り返すことから変化や再生、新たな成長を象徴するものとされています。私たちを取り巻く社会の様々な変化に柔軟に対応し、新たな成長に結び付けられるよう頑張っていきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
職員のフリートーク
みなさんこんにちは。録音図書貸出担当の高橋恵美子です。
去年この辺では初めて大量発生した黄緑色のカメムシ。寒い冬の訪れとともに去っていきましたが、カメムシが大量発生すると大雪になると昔から言われていました。ニュースでも10年に1度の大雪・大寒波になると頻繁にニュースが流れどんな冬になるのだろうと戦々恐々でしたね。青森では年末年始で平年の3倍の積雪、北海道でも平年の2倍のところもあります。幸い山形では予想より積もらず少し安心したお正月を迎えられたのではないでしょうか。1月上旬になっていよいよ寒波の到来です。このセンターだよりがお手元に届く頃にはどうなっているのかわかりませんが、外を歩く時など十分にお気を付けください。
今回ご紹介するのは、
ふしぎ駄菓子屋銭天堂 廣嶋玲子 著 Jyajya 絵 デイジー1枚 点字1冊
叶えたい望みのある人の前に現れ、店主の紅子(べにこ)がその人にぴったりの駄菓子を選んでくれる。どれも食べると様々な効果が得られるが、食べ方や使い方を間違えたり、客が調子に乗り始めたりすると恐ろしい事態を招いてしまう。お客さんごとのショートストーリー集です。幸運になるのも不運になるのも自分次第。どんな駄菓子が登場するのでしょう。
小説はたらく細胞 清水茜 原作イラスト 時海結以 著
デイジー1枚 点字 2冊
数えきれないほどの細胞が休みなくあなたの体の中で働いています。24時間365日休みなく。肺炎球菌・スギ花粉症・インフルエンザ・すり傷、次々と襲う脅威。体内の細胞擬人化漫画のノベライズ。体の中ではどんな攻防が繰り広げられているのでしょう。今日も働く細胞たちの物語。ちょっとのぞいてみませんか。あまり聞いたことのない細胞名もでてきて細胞同士助け合って私たちの体を守ってくれているのだなと改めて感謝です。
2つとも子供向けの児童書や漫画から始まりアニメ化・映画化・海外へと人気があり、大人も一緒に楽しめるものです。
また、年末に新聞の広告で目にして気になっているのが、「和田式老けないテレビの見方、ボケない新聞の読み方 認知症を先送りさせる前頭葉刺激習慣のすすめ」という本です。
年を重ねれば決して他人事ではないボケや認知症ですよね。こればかりは避けようもないし、絶対ならない保証もありません。生活に欠かせない身近な存在であるテレビと新聞との付き合い方から、それを使って老いやボケを遅らせるヒントがあるかもしれませんよ。県外の図書館で、点字・録音とも10月頃完成予定です。
〈図書紹介〉
始めに番号をつけましたので、リクエストの際は番号をお伝えください。
デイジー図書
1 ユー。ジャニーズの性加害を告発して
カウアン・オカモト 著 文藝春秋 4時間50分
もう、自分に嘘はつかない。ジャニー喜多川の性加害を告発して大きな注目を浴びた元ジャニーズJr.が、その半生と今の思いを赤裸々に語る。
2 自分を躾ける 美しい大人になるための201のヒント
加藤 ゑみ子 文と絵 ディスカヴァー・トゥエンティワン 6時間23分
人は自分で「生活規範」をつくることによって洗練された人となっていく。どのような日常生活を営めば、たやすく自分を躾けられるかを紹介する。
3 好きでも嫌いなあまのじゃく
岩佐 まもる 著 柴山 智隆,コロリド・ツインエンジン 原作 KADOKAWA 5時間10分
山形県に住む高校1年生の柊は、季節外れの雪が降った夏、少女・ツムギを助けたことで化け物に襲われる。しかも、ツムギの額には角があり…。
4 いのちのシナリオ 「あのよびと」と私の不思議な12の物語
はんざわ たつき 著 ナチュラルスピリット 4時間37分
私は30年間で108人の「あのよびと」と話しました―。母を通じて出てきた霊たちとの交流。不思議に満ちた魂の記録。
5 校閲至極
毎日新聞校閲センター 著 毎日新聞出版 5時間12分
日本語のプロである新聞の校閲記者が、意味を取り違えやすいことば、実は勘違いしている表現や慣用句などを取り上げて解説する傑作コラム集。
6 芸人沼から抜けられない。とにかくお笑いが好きすぎて。
児島 気奈 著 ポプラ社 4時間59分
お笑いライブの企画・制作・運営会社K-PRO。その代表がこれまでの歩みを人気芸人24組の下積みエピソードとともに綴る。
7 LGBTのコモン・センス 自分らしく生きられる世界へ
池田 弘乃 著 第三文明社 5時間26分
ジェンダー・セクシュアリティと法制度の関わりを研究する著者の池田弘乃(山形大学教授)が、多様な性に関する常識の編み直しを試みる。
8 江戸川西口あやかしクリニック4 恋の百物語
藤山 素心 著 光文社 7時間39分
院長・テンゴの彼女的ポジションを手にした亜月だが、テンゴのうっかりミスが気にかかる。原因は睡眠不足と分かるが、呪いをかけられていたことが判明し…。
9 ほんとの野菜は緑が薄い 「自然を手本に生きる」編
河名 秀郎 著 日本経済新聞出版社 4時間58分
有機マークが付いていれば農薬の心配はないのか。「無添加」表示があれば安全なのか。「自然栽培野菜」の普及に携わる著者が食にまつわる衝撃の事実を語る。
10 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ
宮口 幸治 著 SBクリエイティブ 4時間43分
IQが平均的でもなく知的障害でもなく、はざまにいる「境界知能」の子どもたちの実態を解説。彼らの可能性を伸ばすための具体策を提案する。
11 宇宙はくりまんじゅうで滅びるか?
山本 弘 著 河出書房新社 8時間11分
自分の作品の裏話、擬似科学やトンデモ本の話、メディアや社会情勢の話…。SF作家・学会会長である著者による、バラエティに富んだエッセイ集。
12 夏空白花
須賀 しのぶ 著 ポプラ社 10時間49分
もう一度甲子園で野球がしたい-。敗戦で全てを失った日本人が、GHQに挑んだもう一つの“戦争”、「高校野球の再建」を賭けた戦いを描く。
13 <必要>から始める仕事おこし 「協同労働」の可能性
日本労働者協同組合連合会 編 岩波書店 3時間29分
新しい働き方「協働労働」が広がろうとしている。日本の地域社会や労働の問題を浮き彫りにしながら、「協働労働」の可能性を探る。
14 大江戸恋情本繁昌記 天の地本
ゆうき りん 著 集英社 6時間49分
エンタメ小説の若手編集女子・天は、トラックに轢かれ、江戸時代に転生してしまう。果たして、現代の智恵で江戸の人々にも売れる本を作れるのか。
15 新・浪人若さま新見左近(十五) 公方の宝
佐々木 裕一 著 双葉社 5時間42分
将軍綱吉の娘が疱瘡にかかった。一方、民の間で疱瘡への恐れが高まる中、三島屋の前で一人の男が倒れた。介抱しようとした小五郎に男が告げた言葉は…。
16 イオンを創った男 「人間」岡田卓也と『十章』を読む
東海 友和 著 プレジデント社 6時間13分
姉・小嶋千鶴子とともに家業をイオングループにまで発展させた岡田卓也。素顔を見せない彼の、経営者としての姿と人間としての姿に迫る。
17 他県が知らない県民の壁
ライフ・リサーチ・プロジェクト 編 青春出版社 4時間41分
県境を越えたら、そこは別世界!他県には通じない“県民常識”を総まくりし、令和日本の県民性を伝える。
18 校長の力 学校が変わらない理由、変わる秘訣
工藤 勇一 著 中央公論新社 5時間46分
実績を上げる校長はどこが凄いのか。PTA、教育委員会、議会との関係は。現職校長が知られざる学校教育の実態を明らかにする。
19 山形怪談
黒木 あるじ 著 竹書房 5時間17分
山に生きるマタギに伝わる禁忌、破ったものの末路「ツマジロ」、最恐心霊スポットで多発する首の怪談のルーツを探る「滝不動考」など全52話を収録。
【厚生労働省委託】
20 シャンカラ 人と思想179
島 岩 著 10時間05分
21 ミダース王 人と思想181
西澤 龍生 著 9時間46分
22 オパーリン 人と思想183
江上 生子 著 7時間30分
23 ペトロ 人と思想187
川島 貞雄 著 11時間47分
24 陸奥宗光 人と思想193
安岡 昭男 著 9時間00分
25 ちゃんと「読む」ための本 人生がうまくいく231の知的習慣
奥野 宣之 著 8時間38分
26 面会交流と共同親権 当事者の声と海外の法制度
熊上 崇,岡村 晴美 編著 小川 富之 ほか著 11時間55分
27 刑法の時間
佐久間 修,橋本 正博 編 岡部 雅人 ほか著 10時間28分
28 がん経験者のリアルな生活 「恋愛・仕事・お金」の悩みと上手につきあうヒント
岸田 徹 著 5時間04分
29 はじめてのアラブごはん 手軽に作れるエキゾチックレシピ62
小松 あき 著 3時間25分
30 もっとおいしい紅茶を飲みたい人へ what a wonderful tea world!
田中 哲 著 6時間04分
31 かんたんに作れるフリージング離乳食 はじめてのママ&パパもあんしん!
新谷 友里江 監修・料理 5時間58分
32 猫の日本史 みんな猫が好きだった
渋谷 申博 著 7時間23分
33 14歳からの映画ガイド 世界の見え方が変わる100本
河出書房新社 編 朝井 リョウ ほか著 6時間12分
34 ぼっち現代文 わかり合えない私たちのための<読解力>入門
小池 陽慈 著 4時間35分
点字図書
1 明日も会社にいかなくちゃ
こざわ たまこ 著 双葉社 全4冊
30歳を前に総務課の中間管理職になった優紀。課内の人間関係のもつれを解そうと奔走するが…。「走れ、中間管理職」をはじめ、仕事に疲れ気味な心を癒やす全6編を収録した連作短編集。
2 おしどり長屋 ― おんな大工お峰 お江戸普請繁盛記
泉 ゆたか 著 KADOKAWA 全3冊
子供を腹に抱え、気が立つ女房のために、長屋を普請してほしい。大工の文太から依頼を受けたお峰は、文太にはわからない女房の思いを汲み取ることはできるのか-。おんな大工お峰の活躍を描く、お仕事時代小説第2弾。
3 メグ動物病院 ― 愛情物語
後藤 あや 著 幻冬舎 全5冊
大学生のあたし・あやがバイトしている中華料理店に毎日6時に現れるメグ先生は、学生時代の仲間と理想の動物病院をつくろうと頑張っているらしい。恋人の朱美さんとも良い関係みたいだけど、なんだか最近ちょっと変…?
4 孤独を生きる
齋藤 孝 著 PHP研究所 全3冊
本来孤独とは、人が自らを成長させるために必要な時間である。自らの意思で孤独を貫く「単独者」としての生き方と、「淡く浅い交わりを持て」「本は孤独の最高の解決策」など孤独に対処する叡智を伝える。
5 神戸みなと食堂
土田 康彦 著 托口出版 全4冊
阪神淡路大震災の復興を担う、無類の料理好きで“建築家”の真九郎。悲しみを抱えながら、食と建築へ没頭する中で希望を見つけていき…。ヴェネツィアンガラスの巨匠が書き下ろした小説。
6 わるじい義剣帖(2)―ふしぎだな
風野 真知雄 著 双葉社 全2冊
同心の雨宮五十郎の貸家で、女絵師のお貞が殺された。空き家になったその家に住むことになった愛坂桃太郎は、お貞殺しの調べを進める。そんな中、孫の桃子が流行り風邪にかかる。診察した医者は何やら怪しげな雰囲気で…。
7 80歳の壁
和田 秀樹 著 幻冬舎 全2冊
食べたいものを食べる、血圧・血糖値は下げなくていい、ガンは切らない、おむつを味方にする…。80歳からの人生、「生老病死」の大きな壁を越えていくヒントを紹介する。
8 知れば知るほど面白い「人体」のナゾ
博学面白倶楽部 著 三笠書房 全2冊
「鼻血が出たらティッシュを詰める」の誤解。料理の焦げは取り除かないとがんになる? かき氷で頭がキーンとする理由…。人体のナゾや不思議の真相に迫る。
9 残されたつぶやき
山本 文緒 編 KADOKAWA 全3冊
朝の国民的番組に出演する数日前に足を負傷。服や靴を新調したのにサンダルで出演し…。2008~21年の間にSNSでつぶやいた日記など、書籍未収録を中心にまとめた珠玉のエッセイ集。
10 ぎんなみ商店街の事件簿 — BROTHER編
井上 真偽 著 小学館 全4冊
四人兄弟が、愛する地元のぎんなみ商店街で起きた不穏な事件に迫る。同じ事件、同じ手がかりを見ているのに、三姉妹とはまったく違う推理の展開に…? パラレルミステリ。SISTER編も同時刊行。
11 太陽と月 — ジュニアユース編
はらだ みずき 著 小学館 全3冊
フルイにかけられ、精神を削られる日々。けれど夢はあきらめない! Jリーグのジュニアユースに入った小柄で野性的な太陽と、街クラブに入った大型で知性的な月人。個性も所属クラブも異なるふたりの人生が再び交錯する。
12 日本人だけが知らなかった「安倍晋三」の真実
西村 幸祐 著 ワニ・プラス 全3冊
安倍元総理暗殺のニュースは世界に衝撃を与え、世界中の首脳たちが弔意のメッセージを発表した。しかし、日本国内では無用のバッシングが…。日本人だけが知らない、あるいは見ようとしてこなかった元総理の功績と真実に迫る。
13 出口治明の人生問答集
出口 治明 著 三笠書房 全2冊
稀代の教養人による人生相談。苦手な人の対処法、上手な脱力法、適性・適職、歴史の学び方、夫婦の危機、親子関係…。人生の荒波をくぐり抜けてきた出口さんが、様々な疑問や悩みに答える。
14 裁判官 三淵嘉子の生涯
伊多波 碧 著 潮出版社 全4冊
大学卒業後、日本初の女性弁護士となるが、戦争ですべてを失い、34歳で裁判官に就任。各地の家庭裁判所で社会的弱者に目を向け、精力的に活動した…。逞しくしなやかに生きた女性法曹の先駆者・三淵嘉子の生涯を描く。
15 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉
渡部 昇一 著 祥伝社 全2冊
定年からが、けっこう長い。知的に、楽しく、健康に生き、静かに死ぬにはどうしたらよいか。「理科系的生活から脱出しよう」「自分の自由にならないことは諦めよう」など、知の巨人が33の具体例で示す実践的幸福論。
16 由美かおる ブリージングレッスン
由美 かおる 著 白秋社 全1冊
独自のコア(丹田)呼吸と足芯呼吸を組み合わせた由美ブリージングで、いつまでも若々しく健康なカラダに! 由美かおるが、誰でも無理なく簡単に取り組めるように開発した呼吸術を紹介する。
〈委託〉
17 ねことわたしのまほうの日
かわしま えつこ 著 ポプラ社 全1冊
ある朝おきると、まいとねこのクウは体がいれかわっていました! 平気で学校にいくクウを、まいは心配でついていきますが……。
18 だいじょうぶくん
魚住 直子 著 ポプラ社 全1冊
しゃべるぬいぐるみ「だいじょうぶくん」との、たのしくもスリリングな冒険の物語!
19 クーちゃんとぎんがみちゃん ― ふたりの春夏秋冬
北川 佳奈 著 岩崎書店 全1冊
カカオの町でくらす、板チョコのクーちゃんと仲良しのぎんがみちゃん。四季を通じてくり広げられる、とろけるような楽しい毎日!
20 コトノハ町はきょうもヘンテコ
昼田 弥子 著 光村図書出版 全1冊
レンちゃんは、小学生の女の子。ことばどおりのことが起きちゃう、ヘンテコな町「コトノハ町」に住んでいます。ある日の遠足で山登りに出かけると、「ブハハハ!」とレンちゃんのひざが笑いだすではありませんか! はずかしくて、足元を穴のあくほど見つめると、地面にぽっかり穴があいて――。ことわざや慣用句から発想を・・・
21 妖怪コンビニ 店長はイケメンねこ!
令丈 ヒロ子 著 あすなろ書房 全2冊
選ばれし者だけに見える不思議なコンビニでアサギが出会ったのは…飼い猫のうめ也!?「妖怪コンビニ」アサギ編、第1弾!
テキストデイジー図書
1 うたに刻まれたハンセン病隔離の歴史
沢 知恵 著 岩波書店
「民族浄化」「一大家族」「楽土」の歌詞を、声あわせうたったハンセン病療養所の園歌。だれが何の目的でつくったのか。ハンセン病回復者とかかわりつづけた著者が、そのなぞを追った記録。園歌が聴けるQRコード付き。
2 「春秋」うちあけ話
大島 三緒 著 日本経済新聞出版社
大上段に振りかぶらず、読者の目を引きやすい導入で、イキのいいネタを手早く550字で書くには-。日経朝刊1面下の「春秋」が生まれるまでを、筆者が執筆した文章を引きながら、日々の呻吟ぶりとともに明かす。
3 70歳でボケる人、110歳まで元気な人
鶴見 隆史 著 かざひの文庫
人生110年時代の健康生活とは? 酵素栄養学の権威が、「酸化」「糖化」「腸管免疫」「酵素」「脂肪」をキーワードに、呆けずに健康で長生きするための秘訣を紹介する。
4 信長鉄道 2 関ケ原を越えて!
豊田 巧 著 角川春樹事務所
国鉄職員だった十河拓也ら10名が戦国時代にタイムスリップして3年。十河たちは織田信長と組んで、真東海道本線の延伸を続けてきた。そんな彼らの前に、堅城として名高い、斎藤龍興の稲葉山城が立ちはだかり…。
編集後記
情報センターだより、お読みいただきありがとうございました。
この号の発行は2月14日バレンタインデーです。皆さん、チョコをたくさん食べていますか?
でもこれを書いているのは、お正月明けで出勤した1週目です。みなさんは、どんなお正月を過ごしたでしょうか。僕はお餅をたくさん食べました。東京の知り合いに「納豆もちたくさん食べたよー」って言ったら、食べたことないそうです。納豆もちって郷土料理でしたっけ・・・
先日Yahooニュースで、埼玉県で開かれた全盲者のための「おせち料理教室」の記事を見ました。参加者は作るのにいろいろと苦労しつつも、会場は笑いが絶えなかったらしくて、読んでいてとっても明るい気分になりました。
みなさんも明るい気分で一年をお過ごしいただけますように。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
「情報センターだより」210号
発行日 令和7年2月14日
発行 山形県視覚障がい者情報センター(山形県立点字図書館)
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